ベーシックなチェスターコートを今っぽく新鮮に着こなすには?
かっこよく仕上げていた3人のスタイリングをチェックしてみましょう。
■1:アンナ・ウィンターは…スエットスタイルにモード感を加味し今どきのこなれたムードに
2021年2月、デジタルクリエイターのアンナ・ウィンターは、ベルリンで見かけられていました。
パーカとスエットパンツをモノトーンでまとめ、淡いベージュのチェスターコートを羽織って…。
こんなカジュアルな装いにも、意外にもチェスターコートがお似合いです。
コート自体がドロップショルダーかつBIGシルエットなので、ゆるっと着られてインのコーディネートにフィット。
コートからフードを出すことで、バックスタイルにも立体感が出て、絵になります。
着こなしやすい定番色でまとめている点もトライしやすいので、ぜひ参考にしてみてください。
■2:エミー・ベントゥリーニは…肩パッド入りのメンズライクなフォルムが生み出すのは旬のリラックス感
2021年3月パリでキャッチされたのは、スタイリストのエミー・ベントゥリーニ。
白トップスと黒のミニ丈ボトムの上から、グレーのチェスターコートをコーディネート。
しっかりと肩パッドが入って、メンズ風のオーバーサイズがリラックス感漂うシルエットをつくり出します。
ミニ丈ボトムの場合、腰までのショートジャケットを合わせがちですが、彼女のように膝下丈のロングコート、それもゆるりと着られる大きめサイズを合わせると、モードさが際立って新鮮です。
ソックススタイルで素足が出ていても、抵抗なく着こなせるところもうれしい限り。
■3:ナタリア・ヴェルザは…さまざまな素材をミックスさせてオール黒で軽快スポーティーを表現
ファッションエディター、インテリアコーディネーターといった多分野で活躍するナタリア・ヴェルザが、パリで2021年11月半ばにSNAPされたばかりの着こなしです。
チェスターコート、ロゴトップス、レザー調パンツと、黒で全身をまとめていました。
3アイテムとも黒を組み合わせていてもすべて違う素材感なので、フラットに見えず、軽やかな印象に。
端正なチェスターコートにアクティブでスポーティな装いという合わせも、ハイセンスで今っぽいテイストミックスをつくり上げています。
ロゴに使われたネオン系グリーンと足元のイエローがリズミカルなポイントになって、切れのよさをアピールできます。
チェスターコートを今っぽく仕上げた3人のコーディネートを取り上げました。
スポーティな装いに合わせたり、BIGサイズを着こなしたりと、リラックス感あふれるモードな雰囲気に仕上げていました。
これから取り入れるときの参考になさって、今どきのコーディネートにアップグレードしてみてください。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- EDIT&WRITING :
- 佐野有紀