デニムといえば一見カジュアルなイメージが強いアイテムですが、アウターや小物の合わせ方ひとつで、きちんと感を演出したり、女性らしい装いもできる優秀アイテム。休日には旬な小物と組み合わせて今どきな着こなしを楽しんだり、動きやすさを重視しつつも、女っぽさを忘れたくない週末旅行にも役立ちます。
ワンランク上の洗練デニムコーデで、こなれ感を手に入れましょう!
オフィススタイルにもきちんと感漂うデニムコーデ
■1:オンタイムに映えるホワイトデニム
ブルーデニムに比べて軽やかで華やかさのあるホワイトデニムは、オフィススタイルにも最適。トップスやジャケットにはお仕事シーンで好感度の高いネイビーを選べば、装いにメリハリが生まれ、ホワイトデニムコーデに品格を与えます。上の写真では、ホワイトデニムとリンクする、ラグジュアリーな1連パールネックレスを合わせて、デニムスタイルの格をアップ(写真上)。ジャケットのインナーには光沢のあるグレイッシュなトップスを合わせ、ホワイトデニムとワントーンをつくれば、カジュアル感が抑えられた洗練デニムスタイルに仕上がります(写真下)。
■2:洗練アウターでクラス感をプラス
大人のベーシックスタイルに欠かせない正統派トレンチですが、今季選ぶなら長めのレングスを取り入れて着こなしをアップデート。ベルトをウエストでラフに結べば、女性らしい装いにスタイルアップ。ホワイトデニムで抜け感を出し、足元にはピンヒールのショートブーツを合わせれば、オフィスでも憧れられるこなれバランスに仕上がります。
オフホワイトのスリムトレンチには、ワイドパンツを合わせるよりも細身のデニムを合わせてスタイリッシュに仕上げるのが正解。洗練されたIライン効果で、羨望のきちんとスタイルに仕上がります。襟裏のバーバリー・チェックをチラリと覗かせる小技を効かせれば、大人の気品と余裕が漂うデニムコーデに。
ウォッシュ加工のあるカジュアルデニムには、光沢のあるサテンにウエストを程よくシェイプしたゴージャスジャケットを合わせ、デニムスタイルに大人のクラス感をもたらせましょう。足元にシルバーなどのクールな輝きを添えれば、屋外で行われるカジュアルなパーティーなど、デニムでも華やいだ場にふさわしいスタイルに仕上がります。
フォーマルなシーンに限らず、普段のデニムスタイルにも相性のいいパールジュエリー。気品を与えるリュクスなパールジュエリーなら、デニムジャケットに艶めきと品格を与え、ノーブルなスタイルにしてくれます。ショート丈のデニムジャケットには、2連パールをクロスさせるブレスレットで、品格ある女性に仕上げます(写真上)。モードなデニムのセットアップには、デコルテの美しさが際立つ繊細なパールのネックレスで、知的な女らしさを香らせて(写真下)。
カジュアルなウォッシュ加工のデニムには、長めレングスのドレッシーなシャツワンピースをはおり、優雅な女性らしさをプラス。シルエットにさらに一工夫加えるなら、細いベルトを巻いて、ウエストコンシャスなスタイルに。美人オーラ漂うシルエットに仕上がります。
ブラックデニムと厚手メルトンのピーコートでつくる本格トラッドコーデには、メンズライクになりすぎないように、合わせる小物が重要。ファーとチェーンの組み合わせがエレガントなファーバッグをプラスすれば、程よく女っぽさもプラスされ、鮮度の高いデニムコーデに。クールなオールブラックに1点だけ投入したキャメルのニットも、抜け感を与えてくれるスタイルです。
リッチ・カジュアルな大人の街歩きデニムコーデ
■1:デニムでも華やかな足元で女っぷりをアピール
休日ショッピングには普段のオフィススタイルを忘れて、少しだけ遊び心や攻めの気分を取り入れたいもの。ダブルフェースのチェスターに、自信を授けてくれる鮮やかな赤い小物を投入すれば、ハッとさせるような魅力あふれる、大人の休日デニムスタイルに仕上がります。赤いバッグと赤い靴をリンクさせて印象的な女性に。
デニムに白いオーバーブラウスを合わせた、シンプルな定番コーデ。脱マンネリしたい休日はチェーンバッグとサンダルに配したビビッドな大人ピンクで、コーデをグッと盛り上げて。花モチーフの刺しゅうが施されたバッグは、繊細なチェーンと片手に収まるほどの小さなサイズ感が女性らしく、カジュアルデニムにも華やぎが宿ります。
■2:リュクスなパールジュエリーで休日デニムが輝く
気心知れた友人とのランチスタイルにも、気を抜かないのが大人のたしなみ。リラックス感の強いカジュアルな淡い色のデニムには、ボディラインにフィットするコンパクトなトップスを合わせて、女性らしさを忘れずに。遊び心漂うリュクスなバロックパールのジュエリーを合わせれば、デニムスタイルがエレガントに輝く、極上カジュアルに仕上がります。
■3:上質な大人カジュアルのデニムonデニム
若いカジュアルとは一線を画す、大人のデニムonデニムは、濃淡のインディゴデニムの絶妙な色合わせで装いにキレをプラス。シャツは第2ボタンまで外して抜け感を意識しつつ、ポイントになるアクセサリー使いで、ラグジュアリー感を演出しましょう。デニムシャツはパンツINし、すっきりとしたハンサムシルエットに。
■4:ゴージャスアウターでデニムコーデを格上げ
ボリューム感のある真冬のゴージャスアウターにも、デニムは好相性。ファーコートをゴージャスにさせず、色落ちデニムを合わせて大人のこなれ感を演出(写真上)。優しい雰囲気に仕上がるグレーのダウンコート(写真下)など、女性らしさのあるボリュームアウターを選べば、デニムスタイルもとたんに華やぎます。足元には品のあるパンプスを合わせると「知的な都会派」コーディネートに仕上がります。
■5:ジレ×デニムで今っぽい着映えを楽しむ
なにげないデニムスタイルにも今っぽい着映えが楽しめるジレをはおれば、女性らしくスタイルアップも狙えるロング&リーンなシルエットに。ブルーデニム以外はワントーンでやわらかな雰囲気に仕上げたり(写真上)、ジレの色をポイントにしたりと(写真下)、全体的に色味を抑えると、上品な大人の休日カジュアルに仕上がります。
■6:肩肘張らないデニムカジュアルでオフを楽しむ
ショッピングに出かけたり、気になっていたお店でテラスランチを楽しんだり、気心知れた友人と過ごす休日は肩肘張らないデニムカジュアルを楽しみたいもの。ただし、ただのリラックスコーデにならないようにトップスのサイズ感や小物選びは慎重に。白いブラウスを合わせる際も、袖のディテールで旬のエッセンスを取り入れて(写真上)。カジュアルなボーダートップス(写真下)を合わせるなら、透け感のあるセンシュアルな素材をチョイスするなど、どこかに小技を効かせましょう。
長めレングスのアウターに合わせたリラックスデニムコーデの足元は、ハンサム靴(写真下)でも、女性らしいパンプスでも(写真上・中)でも、くるぶしを少し見せる「肌見せテクニック」を使えば、スタイルアップもかない、エフォートレスな雰囲気に。長めレングスのデニム(写真上)は、ロールアップする技を効かせてるだけで、軽やかで表情のある着こなしに昇格します。
別荘で過ごす週末のリラックスデニムコーデ
■1:旅先の洗練大人マリンスタイル
パートナーとの週末トリップでは、都会の喧騒を忘れた大人のマリンスタイルを楽しみましょう。ボーダーニットにダッフルコートを合わせたアクティブな装いですが、ブラックの細身デニムを合わせれば、カジュアル感がおさまりシックで洗練されたスタイルに。ボーダーのラインとリンクする軽やかな白いスニーカーで抜け感を出せば、オフも満喫できる大人の装いに。
■2:センスと防寒を兼ね備えたケープ・ストールでラグジュアリーに
グッと気温の下がる高原リゾートでは、アウターにもなるケープやストールが重宝します。風になびいて優雅なシルエットを描く大判ケープ(写真上)は、自然の景色の中でも寒さに負けない、存在感のある着こなしがかないます。寒いときにさっと巻けるストールは首元にボリュームが出るので、淡いトーンや柄物をチョイスすれば顔周りが暗くならず、デニムカラーにもベストマッチ。
■3:淡いデニムに軽やかアウターでリュクス仕上げ
白Tとデニムの定番カジュアルスタイルは、合わせるアウター次第で、まったく違った表情をつくることができます。カシミアの一枚仕立てのコートを優雅にはおれば、定番カジュアルがリュクスなスタイルに。プラスαとして、フロントからフォックスファージレをちらりと見え隠れさせれば、今どきな着こなしに仕上がります(写真上)。リラックス感のあるウォッシュ加工を施したソフトなワイドデニムには、最高級のシルクコットン糸を使用したラグジュアリーな白いジップアップブルゾンを合わせて、軽やかな上品スタイルに(写真下)。
■4:旅先でも旬のエッセンスを取り入れてセンスよく
リラックス感を重視したい旅先でも、女性らしさや旬の着こなしは忘れずにいたいところ。ゆったりとした中にも華やかさを感じるアシンメトリーなニットに、タイトなスキニーデニムでフィット&フレアーな黄金バランスに仕上げ、鮮度をもたらす愛らしい筒型バッグで、着こなしにポイントを。足元は歩きやすさも重視し、ローヒールパンプスで上質カジュアルに。
タイトなブラックデニムをブーツインした着こなしで、キレのある休日カジュアル。バッグ、ブーツも黒で統一したハンサムな着こなしにプラスしたいのは、動きやすく抜け感があるのにラグジュアリーなファージレ。コンテンポラリーなAラインを描くジレは女性らしさを強調し、旬のスタイルにアップデートしてくれます。
カジュアルよりになりがちなデニムの装いですが、アウターや小物使いを工夫すれば、華やかな場所にもオンスタイルにも対応することができる万能アイテム。ひと匙のラグジュアリー仕上げで、理想のカジュアルベーシックを極めましょう。