シアリングブルゾンは、今季注目の存在なだけでなく、保温性も抜群で真冬に重宝するアウターです。
特にトレンドのベージュやアイボリー系の色味で取り入れて、優しく今っぽいムードを演出してみませんか。
■1:ニコール・ポトゥラルスキーは…デザイン性のあるタイプならメリハリが出て主役級の存在感に
ブラッド・ピットとの噂があったモデル、二コール・ポトゥラルスキーが2021年1月、ベルリンで見かけられたときの着こなしです。
肩から袖にかけてグレーの異素材があしらわれたベージュのシアリングジャケットに、ベージュのパンツを合わせていました。
ベージュとグレーがパネル風にあしらわれているだけでなく、表面にモコモコしたシアリングが効いているので、温かそうでこなれたカジュアル感を印象づけられます。
全体が淡いカラーリングでも、素材のミックスにより膨張して見えません。
同系色のベージュのパンツでも足元がボリュームあるラバーソールの靴だから、脚長効果が抜群で、すっきりスマートさが光っています。
■2:キャロリン・ダウアは…こなれた印象をつくり上げる細かなディテール使いが新鮮
SNAPの常連、キャロリン・ダウアは、パリで見かけられていました。
ジャケット全体にシアリングが施されたブルゾンは、スポーティーなデザインそのものです。
インに黒のカットソーをコーディネートして一見浮いているように感じますが、足元のショートブーツが同じ黒なので、全身で見るとバランスよくまとまっています。
ただのボア素材ではない、リアルな風合いは確実にリッチさをもたらし、大人の女性にとって欠かせないクラス感十分です。
ブラウン系のレザーがあしらわれたポケットと、襟から裾までの縦パイピングも技ありのデザインで、ワンランク上のカジュアルの決め手に。
■3:ナターシャ・ポリーは…旬のリラックス感はドロップショルダー&ゆるっとサイズでアピール
パリでキャッチされたのは、2000年代後半を代表するモデルのナターシャ・ポリー。
ゆったりとした長めの丈のムートンジャケットを主役に、ブーツインしたパンツスタイルを楽しんでいました。
コンサバなジャケットに見えますが、よく見るとゆるりと着られるBIGサイズ、ドロップショルダー、ヘチマ襟と、今季らしいリラックス感が漂っています。
きちんと感のあるブラウスをインして、ボトムに白デニムを組み合わせたきれい系カジュアルも、もこもこしたシアリングの風合いにより、ほっこり温かみのある印象に。
ジャケットよりワントーン濃いロングブーツにデニムをインして、アクティブさがアップ。
アウターとブーツの色味を合わせると、彼女のようにすっきりシャープにまとまるので、おすすめです。
シアリングブルゾン&ジャケットを新鮮に着こなした3人にスポットを当てました。
ベージュ系のアウターに同系色のボトムスをコーディネートすれば、やわらかなムードが盛り上がり、今どきのクラスカジュアルに仕上がります。
防寒効果も期待できるアウターなので、真冬に投入してみてはどうでしょうか。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- EDIT&WRITING :
- 佐野有紀