「回らす」ってなんと読む?「まわらす」ではないのです!
明日・12月21日は『回文の日』です。
「回文」とは、「上から読んでも下から読んでも、同じになる言葉や文。」のこと。
短いものでは「やおや(八百屋)」「しんぶんし(新聞紙)」など、
簡単な文章では「よくきくよ(よく効くよ)」「たしかにかした(確かに貸した)」などが「回文」です。
12月21日、という日付も「1221」で回文になる、ということで、この日が選ばれたようです。
本日は「回」という字の入った難読クイズをお送りします。
【問題1】「回向」ってなんと読む?
「回向」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「死者の成仏を願って仏事供養をすること」などの意味を持つ言葉です。
<使用例>
「年末には、家族でお墓参りをして回向をするのが、我が家の恒例行事なの。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 回向(えこう) です。
「回向(えこう)」はもともと仏教用語で、「功徳」などの意味もありますが、
例文のように「ご供養を行う」という意味の一般的な言葉としても、会話や文章にしばしば登場します。おごそかなシーンを表現する言葉ですので、読み間違いはぜひとも避けたいですね。
さて、2問目に参りましょう。
【問題2】「回らす」ってなんと読む?
「回らす」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「回転させる」「あれこれと心を働かせる」「ふれまわって知らせる」などの意味を持つ言葉です。
<使用例>
「今すぐは手に入らないものに思いを回らせている間って、意外と楽しいものよ。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 回らす(めぐらす) です。
「まわらす」と読まないよう、お気をつけください。「回らす(めぐらす)」です。
「回」という字は「回想(かいそう)」「回顧(かいこ)」などの熟語に使用されるように「回らす(めぐらす)」という意味、読み方もあるのです。
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本日は、12月21日『回文の日』にちなんで、
・回向(えこう)
・回らす(めぐらす)
など、「回」という字の入った、読み間違いの多い言葉の読み方をおさらいしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:梼原町立雲の上の図書館ウェブサイト/『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱