1着で女性らしいスタイルが決まるワンピースは、ワードローブに欠かせないベースアイテム。ワンピースの素材や色選び、また、シューズやバッグなどの合わせる小物を工夫して、さまざまなシーンにワンピースコーデを投入しましょう。ワンピースの着こなし力を高めることは、大人の女性の嗜みのひとつです。
ビジネスシーンで「品」「華」「知性」「旬」をすべて叶える、ワンピースコーデ術
■シーン1:重要な会議、商談は端正なビジネスワンピースで
フォーマルな装いを求められる会議や商談は、ワンピースとジャケットのセットアップが王道ルック。淡いピンクのセットアップなら、やさしい印象で初対面でも好印象。品のあるグレージュ小物はピンクを引き立て、着こなしに奥行きが生まれます(写真上)。今年らしさを取り入れるなら、マニッシュなチェックを取り入れて。トラッドな形のバッグを持つことで、品格をアップさせます(写真下)。
■シーン2:レセプションの日はシャープな女らしさを演出するワンピースを
シンプルなデザインながらもシルエットが美しいワンピースは、幅広いシーンで使える有能アイテム。7分袖からのぞく手首が女性らしさを演出します。小さいサイズのクラッチバッグで華奢な女性らしさを(写真上)。シンプルなワンピースを仕事で着るなら、さらりと1枚で。メタリックなバッグでコーデに華を添えます。
新作発表会などのレセプションに招待されたら、女性らしいワンピーススタイルで。ミモレ丈のワンピースには、同系色のカーディガンを肩がけし、エレガンスが宿る装いに。ウエストをベルトマークすれば、女性らしいシルエットを強調できます。アクセサリーはシンプルなシルバーのブレスレットで、コーデが甘くなりすぎないように調節しましょう。
■シーン3:クライアントと仲を深める会食には肩肘張らないワンピース
和やかな雰囲気をつくりたい会食は、やさしい印象のネイビーで。ネイビーのきれいめブルゾンでワンピースをドレスダウンすると、肩肘張らない装いに。胸元にはパールを2連づけしコーデに華やぎを(写真上)。ワントーンコーデはストールやジレでレイヤードをつくり、コーデに奥行きをもたせます。小物は黒でワントーンコーデを引き締めて(写真下)。
頼りがいのある凛としたスタイルで会食に向かうなら、グレーのワンピースで。モノトーンカラーがきちんとした印象を与えます。サイドのリボンベルトでボディラインをつくり女性らしくスタイルアップ(写真上)。ストレッチの効いたウールベース素材を使ったIラインの上品ワンピース。テラコッタカラーのバッグを合わせることで、シンプルなコーデに華やかなアクセントが生まれます(写真下)。
心地よい休日はエレガンスが宿るワンピースで
■シーン4:友人と行くレストランへは旬と華を兼ねた装いで
友人とランチへ行くときは、華やかな装いで気分を盛り上げて。シャツワンピースに白いローファーを合わせて、清涼感のあるマリンスタイルに(写真上)。大胆なアニマル柄のワンピースなら、インパクトのある装いに。同系色のコートでワンピースを引き立てて(写真中)。大胆なピンクのワンピース、デザインは背中のドレープだけとシンプルです。ブラウンのバッグならコントラストがやわらかに(写真下)。
■シーン5:銀座の個展は華とシックを兼ねた装いで
個展でインプットする時間を過ごすなら、シックな装いで知的な雰囲気を漂わせましょう。シンプルなグレーのワンピースは、ポンチョをはおってロング&リーンを強調するスタイルに。ポンチョはワンピースよりもやや明るめのグレーを選べば、コーデに立体感と躍動感が生まれます。ニットワンピースはベルトでウェストマークし、シルエットにメリハリをもたせ女性らしい装いに。
アート好きの人たちが集まる空間には、カラーが主役のコーデでセンスよく。ダーツ使いが優美なオレンジのワンピースは、女性らしいシルエットをつくってくれます。赤いバッグと合わせたインパクトカラーの組み合わせで羨望の的に(写真上)。深みのあるグリーンのワンピースは、今年注目のボリューム袖なら今っぽい装いに。タイツはやわらかみのあるグレーを選べば、ワンピースをより引き立ててくれて効果的(写真下)。
■シーン6:友人と別荘ですごす連休はエアリーな装いでこなれ感を演出
自然の中にある別荘やレストランで会食。そんなシーンでは、深みのあるセージグリーンと清潔感のある端正な白のブラウスを合わせて、大人の肩肘張らないお呼ばれスタイルで。袖がシルク素材のブラウスは透け感があり、子どもっぽくなってしまいがちなジャンパースカート風のワンピースも、大人らしく仕上げてくれます。華やかさをプラスしたい場合は、華奢なゴールドのリングやネックレスをつければより女性らしいコーデに。
のんびりしたい別荘地でのおでかけなら、1着でカジュアルで上品な雰囲気をつくるワンピースでコーディネート開始。女性らしいフレアスカートのラインには、ハードなライダースジャケットをチョイスすれば、甘辛ミックスの上品カジュアルスタイルの完成です(写真上)。さらりと1枚で決まるシャツワンピースなら、足元には今年注目のスエード素材のヒールが好相性。一瞬で今っぽい装いにまとまります(写真下)。
レストランでゆっくりディナーを楽しむ夜は、シックな色合いのワンピースで。グレーのワンピースは、小さめのバッグや華奢なヒールを合わせフォーマル感を。テラコッタカラーの小物が、コーデに華やかさを加えます(写真上)。ダスティピンクのワンピースは、胸元のアカンサスを際立たせるためmアクセサリーはつけずさらりと1枚で上品に(写真下)。
ビジネスシーンからプライベートシーンまで幅広く活躍してくれるワンピース。かしこまったシーンだけでなく普段の装いに取り入れれば、バリエーションが増え楽しくなること間違いなし。女性らしいスタイルを楽しみましょう。