京都の匠がつくりあげる、美しいたたずまいの「シャンパンクーラー」

何度訪れても、新たな魅力に出合う街、京都。その謎を解くカギは、古いものを大切にしながらも、新しいものも受け入れる懐の深さをもつ「伝統と革新」にあるといえます。長い歴史に培われた確かな技術をベースに、使いやすさや、現代の暮らしになじむ美しいデザインなどを追求する革新的な動きも盛ん。だからこそ、「伝統と革新」が違和感なく共存しているのです。そこで、京都の神髄が感じられる「ほんまもん」の名品を、「京都通」の推薦コメントとともにお届けします。 

今回ご紹介するのは、「カフェ・カンパニー」代表取締役社長の楠本修二郎さん推薦の、中川木工芸の「シャンパンクーラー」です。

中川木工芸の、京指物シャンパンクーラー「Konoha」

京指物シャンパンクーラー「Konoha(このは)」素材:尾州檜、サイズ:高さ20×幅37.5×奥行き22cm¥100,000(税抜)

さまざまな飲食店を展開する「カフェ・カンパニー」代表取締役社長の楠本修二郎さんが推薦するのは、中川木工芸の「シャンパンクーラー」。従来の「桶」のイメージを覆す、楕円型の形とシャープな口縁。真上から見ると、その名のとおり木の葉のような美しい輪郭に驚きます。

「すっとしたたたずまいと、フォルムの美しさに惚れました。和はもちろん、このモダンな雰囲気は洋のテーブルコーディネートにもしっくりなじみます。日本酒、ワイン、シャンパンなど、どんなお酒を入れても絵になるうえ、結露が生じにくく、ボトルの保冷に最適。しかもとても軽い。非常に機能的なんです」と楠本さん。

檜は、水に強く保温性に優れ、昔から風呂桶として珍重されてきたもの。なかでも、日本一の銘木の産地・尾州の樹齢200年以上の檜を惜しげもなく使用。平行に走る木目、「柾目(まさめ)」はその証です。さらに、金属の釘を用いず、木材を指し合わせる「指物(さしもの)」の技術を遺憾なく発揮。この独特のデザインをつくり上げるのは至難の業なのです。

伝統的な技法を用いながらも、モダンなフォルムによりさまざまなお酒になじむ、中川木工芸の「シャンパンクーラー」。京の匠による、高度な技術が感じられる逸品を食卓にぜひ。

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PHOTO :
戸田嘉昭・小池紀行(パイルドライバー)
EDIT&WRITING :
田中美保(スタッフ・オン)、中村絵里子(Precious)
RECONSTRUCT :
難波寛彦