『Precious』2月号では、『これからの「美しい暮らし」』と題し、自分らしい美学と個性(=ラグジュアリー)をもっと極めたライフスタイルを提案しています。

特集の中では、「美学のあるインテリアづくり」をテーマに、アート・グリーン・チェア・カラー・ライト・コージー コーナーという6つのキーワードから、美しい空間づくりの秘訣をスタイリストのchizuさんに詳解してもらいました。

今回はその中から、「グリーン」にまつわる空間づくりのポイントについてお届けします。

chizuさん
スタイリスト
九州生まれ。スタイリストとして40年以上のキャリアをもち、パイオニアとして食、インテリア、ジュエリー、コスメと幅広い分野の雑誌、コマーシャルで活躍。店舗開発、商品開発にも携わる。著書に『私をぐっと素敵に見せる大人のおしゃれのひとさじ』(PHP研究所)。

抑制のきいた自然の美学に身も心も静かに整って

家で過ごす時間が増えたことで、「グリーン」との触れ合いを求める人が増えています。生き生きとした表情や、穏やかに気を巡らせる静かな息遣いは、癒しそのもの。

ただ、ここでも暮らしにさらなる美学を求めて、『癒し』だけでなく『美しさ』を優先した選びを徹底したいのです。そこでスタイリストchizuさんが用意したのが、グリーンの植え込みです。

多肉植物を飾ったダイニングテーブル

「すっきりとした空間に美しく調和するように、水平×垂直のミニマルなイメージを伝えて、鉢ごとグリーンのプロに依頼しました」とchizuさん。静謐な禅の庭を思わせる美しいグリーンのオブジェを、花の代わりにテーブルにセットすると、抑制のきいた見事な佇まいに、心が静かに整って。

禅寺の庭園の箱庭のようにアシメトリーの美学に心も整う

多肉植物の植え込み
多肉植物の植え込み/器も込みで価格は要問い合わせ(グリーンシェア)

すっと天に向かって伸びるクレイニアを端に配した、美しい日本庭園の箱庭を思わせるアシメトリーな植え込み。石と苔の間に、ぷっくりとしたハオルチアが顔をのぞかせて。

美しいシルエットを際立たせる照明とのコーディネート

植物[フィカス・バーテリー]を配した空間
植物のシャープなシルエットを柔らかな照明で際立たせた心地よいコーナー。植物[フィカス・バーテリー]器込みで価格は要問い合わせ(グリーンシェア)(C)greenshare
植物[ジャカランダ]
繊細な葉が鉢のブルーと引き立て合う。植物[ジャカランダ]器込みで価格は要問い合わせ(グリーンシェア)(C)greenshare

greenshare
「圧倒的に美しい植物を届ける」をテーマに、埼玉県川口市を拠点に活動する。空間に定位した植物+鉢の提案から設置、管理、取り替えまで一貫して行う定額制植物レンタルサービスも。公式HP greenshare.jpかInstagram@greenshare.jpより要確認。

問い合わせ先

グリーンシェア

PHOTO :
川田有二
STYLIST :
chizu
EDIT&WRITING :
藤田由美、喜多容子(Precious)
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