世界一過酷なラリーといわれるダカールラリー。1978年にスタートし、当初はフランスのパリから、セネガルの首都ダカールがコースだったことから「パリ-ダカールラリー」と呼ばれ、日本では「パリダカ」として親しまれてきた。2009年からは開催地が南米に変わり、2020年からはサウジアラビアでの開催となった。この世界的ラリーレイドに1995年からランドクルーザーで参戦し続けるのがトヨタ車体だ。2022年1月2日~1月14日まで開催された第44回となる「ダカールラリー2022」では、ワン・ツーフィニッシュで市販車部門9連覇を達成。トヨタも3年ぶり4度目の総合優勝を飾った。
ラリーレイドに注ぐトヨタの情熱を最強のG-SHOCKで表現
スプラッターパターンでラリーの激しさを描き上げる
この「チームランドクルーザー・トヨタオートボデー」と、G-SHOCKのコラボレーションモデルが『GWG-2000TLC-1AJR』だ。デザインのアイコンとして用いられているのが、ピストや砂丘、砂漠ありの過酷な走行でボディに飛び散った泥や砂をモチーフにした“スプラッターパターン”。バンド、ベゼル、美錠に、この迫力に満ちた象徴的なデザインをあしらうことで、ダカールラリーな激しいレースの世界観を表現する。
さらに、「チームランドクルーザー・トヨタオートボデー」のチームカラーに起用されるブルー、ホワイト、レッドをボディやダイヤルの差し色に使い、バンドと裏蓋にチームロゴを施すなど、コラボレーションモデルならではのスペシャルな仕上げとなっている。
ヘビーデューティな“陸の覇者”マッドマスター“をベースモデルに採用
ベースモデルには、ヘビーデューティを極めた“陸G”として開発され、瓦礫や土砂が山積・散乱するようなハードな現場での使用を想定したマッドマスターシリーズの「GWG-2000」を採用。
注目は新開発の樹脂の中に細かく砕いたカーボン繊維を練り込み、金型で熱プレスし固めて成形したフォージドカーボンベゼルだ。入り組んだフォルムもカーボン化することができるため、複雑な形状を成すベゼルもカーボンで強化することが可能に。このフォージドカーボンベゼルと、カーボンコアガード構造のケースによってタフネスなボディを維持しながら小型化を実現。ステンレス製のボタンパイプとシリコーン製の緩衝素材を組み合わせた新開発のマッドレジストボタンを装備することでさらなる薄型化も図っている。
機能面でも妥協がなく、常時正確な時間を表示する電波受信機能に加え、方位、気圧・高度、温度情報を瞬時に取得できるトリプルセンサーによって、過酷な任務を遂行するプロフェッショナルをサポートする。
薄型でフィット感にも優れているためアウトドアのみならず、カジュアルなふだん使いにもフィットする。
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- TEXT :
- 安藤政弘 ライター