【第5問】「菱餅」の由来は、古代中国の母子草(ははこぐさ)を入れた餅のこと。母子草とは、春の七草のどれ?
「御形(ごぎょう)」と答えたあなた、正解です。
母子草とは、黄色い花をつけるキク科の越年草で、春の七草のひとつと数えられ、「御形」とも呼ばれます。
ひな祭りの由来である「上巳の節句」では、「母子草」を入れた餅を食べて邪気祓いを行うという風習がありました。「母と子が健やかに過ごせるように」との願いが込められているとされ、中国から日本にも伝わったようです。しかし日本ではのちに、母子草ではなく、蓬(よもぎ)が用いられるようになりました。
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- Precious.jp編集部
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- Getty Images
- WRITING :
- 長水香李