オバマ政権時代より副大統領夫人として活躍していたJill Biden(ジル・バイデン)さん。教育者としてのキャリアも長く、セカンドレディ時代から専用機での移動の際には解答用紙を採点していたというのは有名な話。現在も米国初の「働くファーストレディ」として精力的に活動されるシーンが注目されています。

そんな彼女は、女性らしい華やかさと教育者としての知的さを兼ね備えたファッションセンスにもファンが多いといいます。今回は冬のオンオフシーンに役立つコートスタイルに注目していきましょう。

■1:定番のブラックコートは「差し色」で女性らしい華やかさをプラス

アメリカファーストレディ、ジル・バイデンさんの真冬コートスタイル
足元にはバックストラップのパンプスをセットしエレガントに

出動回数の多い定番のブラックコートは、あえてワントーンでまとめないのがジルさん流。パープルのワンピースに合わせてマスクや手袋に色を足して、華やかにまとめています。仕上げにエレガントなパンプス、そしてチェーンタイプのミニバッグを取り入れ、さり気なくトレンドも意識されている模様。

大人女性の魅力を高めるバランスの取れた着こなしは、キャリア女性の日常のヒントになりそうです。

■3:モード&マイルドな「ブラック×レッド」配色

アメリカファーストレディ、ジル・バイデンさんの真冬コートスタイル
表情をより一層素敵に見せるヴィヴィッドカラーのコート

ヴィヴィッドカラーを取り入れることも多いジルさん。この日は色鮮やかなレッドカラーのコートをセレクトしました。小物をブラックで統一し、モードな印象に。

注目したいのは、たおやかなシルエットのコート選びやウエーストマークの着こなしテクニック。一見主張の強い色味のコートですが、絶妙な柔らかさも感じさせています。印象的なカラーコートを着こなす際に参考にしたい“強すぎない”お手本コーデです。

■3:大人の遊び心を感じさせる「才色兼備なワントーンコーデ」

アメリカファーストレディ、ジル・バイデンさんの真冬コートスタイル
ファーストレディらしい品格と柔らかさ兼ね備えたワントーンコーデ

ワントーンコーデも、ジルさんはどこかに遊び心を感じさせるスタイルがお好みのよう。例えば水色のコートを選んだこの日は、ワンピースとマスクにネイビーを取り入れてコーデ全体を引き締めつつも、スカーフでアレンジを加えています。ゆるく結んで垂らし、表情を豊かに。ファーストレディらしい品格と柔らかさを兼ね備えた、絶妙なバランスの美しさが際立つスタイルです。

■4:「スエード素材のコート×スニーカー」で上級者な今どきスタイルへ

アメリカファーストレディ、ジル・バイデンさんの真冬コートスタイル
全体を白からベージュのグラデーションでまとめて上品なムードに

この日はスエード素材のコートをセレクトしたジルさん。オフホワイトのニュアンスブラウスにセットアップ風の同色ロングスカートを合わせて、洗練されたカントリー風のカジュアルスタイルに落とし込んでいます。

無造作に巻いたロングパールネックレスや白スニーカーなど、さりげなくトレンディな小物を取り入れているのも流石! 上級者なアイテムを攻略する際に注目したいテクニックのひとつです。


今回は、世界が注目するファーストレディ、ジル・バイデンさんのコートスタイルに注目しました。女性らしい華やかさと教育者としての知的さを兼ね備えた、ファッションセンスを感じさせるコーデテクニックを、ぜひ参考にしてください!

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この記事の執筆者
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PHOTO :
Getty Images
WRITING :
阿部有希
EDIT :
石原あや乃