無地のアウターより断然着映え効果があるチェック柄。
昔っぽいトラッドにならない取り入れ方を、こなれた雰囲気に着こなしていたSNAPからマスターしてください。

■1:ジャクリーン・ゼルウィスは…シャツジャケットもロング丈なら今旬のハンサムさが際立って

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斜めがけのミニバッグならアクティブさが感じられ、ブーツインしたパンツスタイルに最適。

ファッションブロガー、ジャクリーン・ゼルウィスは、2021年3月にベルリンで見かけられていました。
インを黒でまとめたデニムスタイルで、その上からチェックのシャツジャケットをコーディネート。
チェックのジャケットは膝まで掛かるロング丈で、ブーツインスタイルに合わせると、縦長のIラインができ上がりスマートに着られます。
腰までの丈だとアウトドア風で若い印象になってしまいがちですが、ロング丈だとスタイリッシュに。
チェックの柄は、彼女のような大柄のものだと、柄というよりカラーブロック感覚で取り入れられます。
ポケット使い、肩のエポレット、大きめのボタンと、ミリタリーな要素も今っぽさの決め手に。

■2:ペニーレ・タイスベックは…切れがいいフリンジのデザインをチェック柄で軽快にアップデート

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バッグだけ鮮やかなグリーンにすると、差し色効果で華やいだ印象に仕上がります。

コペンハーゲンを拠点にクリエイティブディレクター、スタイリストなど多方面で活躍するペニーレ・タイスベック。
ロンドンでキャッチされた日は、ブーツインした装いにチェックのBIGサイズのメンズ風ジャケットを羽織っていました。
いまファッショニスタの間で流行のBIGサイズのジャケットですが、フロントにフリンジがあしらわれていて、品のよいインパクトを放っています。
トラッドテイストの細かめのチェックを、メンズ風ジャケットで取り入れると、おじさんっぽく仕上がりますがこのデザインなら問題なし。
ブラウンのヒールブーツで女性らしさを加味すると、テイストミックスになってこなれたムードに仕上がります。

■3:ティナ・ハーゼは…ワンピース×ニットのレイヤードでモードさが香るフェミニンスタイルに

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タートルニットの白を足元にリピート。全身が統一されてスマート見えに。

ベルリンのデジタルインフルエンサー、ティナ・ハーゼもチェック愛用者のひとり。
2021年12月の装いは、白タートルとニットパンツの上に、チェックのワンピースを合わせていました。
大抵の場合1枚で着こなすようなワンピースですが、ニット素材のタートルとパンツに重ねることで、モードさが引き立って技ありのスタイリングに。
白と黒、チェック柄の2色をニットとパンツに取り入れているのでなじみよく、重ね着してもすっきりと仕上がっています。
寒さ対策にもつながるレイヤードは実用性と同時に、冬のおしゃれが華やぐ効果も大。
絵になるワンピースのレイヤードはスタイリッシュに決まるので、積極的に取り入れてみては。


チェック柄の主役アイテムを今っぽく取り入れた3人の着こなしをお届けしました。
ひと昔前の地味なおじさん風にならず、アイテムのセレクト次第や、コーディネートのテクニックによって新鮮に仕上がります。
これから春に向かって、着映えスタイルを楽しんでください。

この記事の執筆者
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PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
佐野有紀