きりっとかっこいい佇まいの、ハンサムモノトーンコーディネート。春へと移り変わるこの時期に取り入れるのなら、どこかに「軽さ」を作ると新たな季節感を垣間見せることができます。
■1:キャサリン・ボンマンは…カジュアル気分をミックスさせ重くなりすぎないように
2022年2月5日、アパレルブランド『VIVAL.STUDIO』の創設者、クリエイティブディレクターのキャサリン・ボンマンをドイツのデュッセルドルフでスナップ。
使い勝手の良さそうなシンプルクルーネックのニットプルオーバーは、淡い淡いグレーを選びモノトーンが重くなるのを回避。そこにオーバーシルエットがこなれ感を生むフルレングスのグレーコートを合わせ、色の奥行きを演出しました。
さらにワイドシルエットのスラックス、白黒のバイカラースニーカーを合わせ大人カジュアルをメイク。全体のシルエットにゆとりを作りつつ、足元に白を迎えることで軽さを両立させることに成功です。
■2:ティーネ・アンドレアは…進化系トレンチコートでモードな趣を演出
2022年2月3日、ノルウェー出身のインフルエンサー、ティーネ・アンドレアをコペンハーゲン ファッションウィーク中のストリートでスナップ。コート×パンツのシンプルなワンツーコーデは、ディテールにこだわりありのアウターを選ぶことで楽してモードを実現。
春に活躍するトレンチコートは、白を選ぶことでぱっと表情を明るく。クリームホワイトなら、優雅さを醸すことができます。スタンドネックや共布ロングベルト、裾にあしらわれたメタリックボタンなど、進化系のデザインを選べばさっと袖を通すだけで洒落感が高まるのが高ポイント。
アウターの存在感を際立てるべく、パンツとシューズは黒で繋いでミニマルに。
■3:ベアトリス・グトゥは…ひと匙のエレガンスでぐっと華やかに
2022年2月2日、コペンハーゲン ファッションウィーク中のストリートにて、アートディレクター、スタイリストのベアトリス・グトゥをスナップ。
慣れ親しんだモノトーンは、白シャツ、黒トップス、チャコールグレーコートのレイヤードで単調になるのを回避。そこに淡いグレーのデニムパンツを合わせれば、程よい抜け感と軽やかさを手に入れることができます。
モノトーンの装いにマッチするよう、ヘアはタイトにまとめつつ、ぽってりとしたシルバーピアスを添え顔周りもスタイリッシュに。仕上げに白黒のストライプスカーフをきゅっと首元で結べば、ひと匙のエレガンスが効く華やかスタイルが完成です。
端境期に有効な「ハンサムモノトーン」の装いをご紹介しました。季節感を捉えるのが難しい時期こそ、改めてモノトーンの魅力を堪能してみてはいかがでしょうか。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- EDIT&WRITING :
- 阿部芙美香