新たな年を迎えるにあたって、最優先に願かけすることとは? それはやはり金運ではないだろうか。金運上昇を目論み、年始に財布を新たにしたり、金色や黄色のものを選ぶことは、その効果ほどはともかく、誰でも一度は実践したことがあるに違いない。

 もっとも、あからさまに金運上昇アイテムを身につけるのは気恥ずかしいという人も多いはず。開運とファッションというのは一見結びつきづらそうだが、それでもよりシックに、スマートに、自身の装いの中に「開運への思い」を盛り込むことはできるのではないかと考えてみた。

ゴールドカラー&ゴールドのアイウェア

アイウェアブランド『EYEVAN』のデザイナーを務める中川浩孝氏が「「美しい道具は美しいパーツの集合体である」という考えのもと、パーツを吟味・考察し、3年以上の歳月をかけて10種の特別なパーツで構成された眼鏡『10 eyeban(テン アイヴァン)』を作り上げた。多角形シェイプと、イエローゴールドカラーが顔に適度な華やかさを加えてくれる。No.2-45 ¥64,000(コンティニュエ)
福井県鯖江市の眼鏡産業を担ってきた「増永眼鏡」の『MASUNAGA G.M.S.』。昭和天皇に献上したフレームを復刻させようを始まったブランドだけに、クラシックなスタイル。18金を使用。GMS999B ¥525,000(コンティニュエ)

 最近のアイウェアのトレンドは、セルフレームからよりクラシックな印象があるメタルフレームへと移行しつつある。そしてカラーも、長らく人気だったシルバー系がひと段落し、ゴールドカラーに注目が集まっているようだ。ごく細身のフレームとゴールドカラーとのコンビネーションは、理知的な印象をもたらしながら、なおかつ顔を明るく見せる効果がある。もちろん金運上昇への視界も良好だ。日々長い時間付き合うアイテムゆえに、ここに「金運」を盛り込むことができたならば、心強いといえまいか。

 恵比寿にあるアイウェアショップ『Continuer(コンティニュエ)』では、こうした願望を実現してくれる、スタイリッシュなゴールドカラーフレームを数多く展開している。

 日本人デザイナー中川浩孝氏によるアイウェアブランド『10 EYEVAN(テン アイヴァン)』は、「美しい道具」をコンセプトに徹底的に吟味されたパーツを使い作られている。イエローゴールドカラーは華やかな印象。その一方で多角形シェイプの玉型は、これからのトレンドを先取りしている。

 また、いつかはゴールド素材のアイウェア、と考えている人も多いかもしれないが、ファッションとの兼ね合いを考えるとまさに今が旬。アイウェアの産地として世界的に名高い福井県鯖江市の地場産業をリードしてきた増永眼鏡が、昭和天皇に献上したフレームを復刻させるべくスタートしたブランド『MASUNAGA G.M.S.』の18金フレーム。見た目を裏切るようなしっかりとした質量感と、かけ心地の柔らかさはゴールド素材ならでは。決して安くはないが、一度使ったら手放せなくなりそうだ。

ゴールドカラー・バックルのモンクストラップ

『エドワード グリーン』のサイドシングルモンクストラップ「ASHTON(アシュトン)」。英国的なドレッシーさがあるスクエアトウのラスト888を使用し、タバコカラースエードはカントリー風味をもたらしている。¥150,000(エドワード グリーン)

 足元の装いに、開運の思いをさりげなく盛りこむとしたら、ゴールドカラーのバックルを配したモンクストラップシューズはどうだろう。ダブルバックルもいいが、今季各シューズブランドからはシングルバックルのモンクストラップの靴が数多く展開されている。英国随一のシューズブランド『エドワード グリーン』の「ASHTON」は、ドレッシーなスクエアトウのラスト888を使ったシングルモンク。ゴールドカラーの大型バックルは、アンティークフィニッシュが施されて自然な風合い。「金茶」色とも表現できそうなタバコスエードアッパーは、さらなる運気がアップをもたらすかもしれない。フランネル素材などからモールスキンやデニム素材などと相性がよく、さまざまな着こなしで活躍しそうな一足だ。

「ゴールド」カラーのレザーグッズ

『グレンロイヤル』の「ゴールド」カラーのブライドルレザーを使ったジップタイプのペンケース。コンパクトなサイズ感で、女性向けのギフトにもいい。カラーもこの「ゴールド」ほか数多く展開されている。¥16,000(渡辺産業)
ビジネスシーンで何かと出番の多いペンケースゆえ、長く愛用できるよう、一室タイプのごくシンプルなデザインになっている。ジップもゴールドカラー。

『グレンロイヤル』は、英国の伝統的な革素材である「ブライドルレザー」を使ったレザーグッズで知られるブランド。ブライドルレザーといえば、ブラックやブラウンなどの色がまず思い浮かぶが、グレンロイヤルではさまざまなカラーのブライドルレザーを使ったアイテムを展開している。その中にはずばり「ゴールド」と名付けられた色も。ブライドルレザーの特徴であるブルーム(革のロウ分が粉状になって浮き出たもの)が控えめなのは少し残念だが、ブライドルレザーならではのしっとりとした質感は、鮮やかな色ながら落ち着いた雰囲気を生んでいる。使い込むうちに味わいが増すのもいい。ウォレットなどではちょっと開運への思いが露骨かも、と感じる向きには、こうした仕事で使えるペンケースなどを選ぶのはどうだろう。ビジネスでの成功にも繋がるかもしれない。

 今回は3つのアイテムを挙げたが、まだまだ工夫次第で、金運上昇の願いを装いに盛り込むことはできそうだ。自分なりの盛りこみ方を考案するのも面白い。そして、こうした遊び心を持つ余裕が、案外良い運気を呼び込むのかもしれない。 

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この記事の執筆者
『エスクァイア日本版』に約15年在籍し、現在は『男の靴雑誌LAST』編集の傍ら、『MEN'S Precious』他で編集者として活動。『エスクァイア日本版』では音楽担当を長年務め、現在もポップスからクラシック音楽まで幅広く渉猟する日々を送っている。