身長156cmのインテリアエディターDが、おすすめのアイテムを実際に体験しながらレポートする本連載。今回は、初登場となるイタリアブランド「マクサルト（MAXALTO）」から『フェボ（Febo）』チェアをご紹介します。

小ぶりで低めで脚まで布が張られているのに、丸すぎなくてどこか端正な佇まいをしている『フェボ』チェア。マクサルトコレクション用にオリジナル開発された立体感のある布地の魅力が最大限に発揮され、空間の中で圧倒的な存在感を放ちます。ダイニングコーナーを刷新したい方や、低めで木質ではない存在感のあるダイニングチェアをお探しの方におすすめです。

包み込むような優美な曲線とブランケットステッチが魅力

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【ブランド】マクサルト　【商品名】フェボ アームレスチェア　【写真の仕様の価格】￥311,300　【サイズ】幅505×奥行き550×高さ73 0、座面高410 (mm)　【材質】成形ポリウレタン、ポリエステルファイバーカバー　張地：ファブリック

ぽってりとした厚みのある背面とボリュームのある座面が、ソファのような印象を受ける『フェボ』チェア。ポコポコしたツイードのような布の魅力を存分に発揮させる美しいフォルムと脚まで布地が張りこまれた小動物のような愛くるしさが、どことなくクラシカルで気品があり空間に華やかさを演出します。一度見たら絶対に忘れられない唯一無二の存在感があります。

『フェボ』シリーズにはソファやアームチェア、ベッドも展開されています。包み込むようなぽってりとした厚みと、縁に施されたブランケットステッチが特徴のエレガントなシリーズです。

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『フェボ』ソファと合わせたダイニングコーナー。

新しい心地よさをダイニングに作り出す『フェボ』の“低さ”

こちらの『フェボ』はイタリアブランドの椅子としては、座面の高さが410mmとかなり低めです。この低さがダイニングコーナーに今まで以上に求められるようになったリラックス感を演出してくれるのです。

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椅子を引くときの手触りも抜群の心地よさ。

それでいてデザイン自体は、かっちりとしたクラシカルなソファに見られる量感のあるボリュームが優美なカーブを描いているため、シャンデリアや大理石といった王道のインテリアによく合います。低めの座面高の椅子が“和的な親しみやすさ”を醸し出しつつも、かっちりとしたインテリア空間で堂々としているその意外な景色がとても新鮮に映ります。

ちょっとの寸法が生み出す微妙なズレが空間にヌケ感をつくり、等身大で日々の生活を美しく楽しみたくなる気持ちをグッと盛り上げてくれます。

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深く座ってもしっかりと両足がつき、そこはかとなく懐かしさを感じます。

張地とステッチを組み合わせて自分だけの一脚に！

『フェボ』の楽しみは、張り地とステッチの糸の色味の組み合わせ次第で“自分だけ”の仕様をオーダーできるところです。ステッチは2種類から、糸は33色から、ファブリックも革も豊富なサンプルの中から選べます。

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組み合わせ次第でまったく違った表情に仕上がる豊富なバリエーション。
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ブランケットステッチを張地と同色でなじませると上品に。
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レザーの『フェボ』チェア（革は張り込み）も人気。　
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脚部分もカバー式なのでクリーニング可能。※布地の組成によるのでスタッフ要相談

モダン・ネオクラッシックを提唱するイタリアブランド「マクサルト」

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どこかクラシカルな装飾をほのかにまとった感じのよさが特徴の『マクサルト』コレクション。

「マクサルト」は、1975年に伝統的な家具製造の経験と最新技術の融合により誕生し、安定かつ高品質な木工家具の製造技術を特徴とするブランドです。1993年以降、アントニオ・チッテリオがブランド全体のデザインとコーディネートを担っています。

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パリの伝統的なアパルトマンから啓発を受け、伝統に敬意を払い未来への継続を誘う、優雅で卓越したコレクション展開をしています。装飾を否定することなく現代の暮らしを送る上で、私たちが潜在的に抱えているニーズを洗練されたコレクションとして見せてくれる稀有なブランドです。

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イタリアの巨匠デザイナー、アントニオ・チッテリオ

「マクサルト」のそれぞれの家具には、使用可能な布地や革が厳格にデザイナーによって指示されているため、複数のアイテムを揃えることで奥行きのある独自の世界観をどなたでも再現できるように設計されています。

今回は、心地よさと美しさを兼ね備えたイタリアブランド「マクサルト」より、ありそうでなかった低めのダイニングチェア『フェボ』をご紹介しました。

自分の空間になじむデザインを自分で作り上げられるのも大きな魅力。春からの新生活に向けてインテリアを一新したい方は、候補のひとつにしてみてはいかがでしょうか？

※掲載商品の価格は、すべて税込みです。

※外出時には新型コロナウィルスの感染対策を十分に講じ、最新情報は公式HPなどでご確認ください。

問い合わせ先

  • B&B Italia Tokyo　
    住所／東京都港区北青山2-5-8 青山OM-SQUARE 1,3F
    営業時間／11:00～18:00
    定休日／水曜日（祝日を除く）
    TEL：0120-595-591
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この記事の執筆者
TEXT ：
土橋陽子さん インテリアエディター
イデーに5年間（1997年～2002年）所属し、定番家具の開発や「東京デザイナーズブロック2001」の実行委員長、ロンドン・ミラノ・NYで発表されたブランド「SPUTNIK」の立ち上げに関わる。 2012年より「Design life with kids interior workshop」主宰。モンテッソーリ教育の視点を取り入れた、自身デザインの、“時計の読めない子が読みたくなる”アナログ時計『fun pun clock（ふんぷんクロック）』が、グッドデザイン賞2017を受賞。現在は、フリーランスのデザイナー・インテリアエディターとして「豊かな暮らし」について、プロダクトやコーディネート、ライティングを通して情報発信をしている。
公式サイト：YOKODOBASHI.COM
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