ふんわりとした風合いが写真からも伝わってくるバスローブとタオル。用いられている素材の特徴となるキーワードはふたつ。「スーピマコットン」と「無撚糸」だ。
スーピマコットンとは、アメリカのスーピマ協会の登録商標で、繊維長が35mm以上ある高級ピマ綿(Superior Pima)のこと。生産量が全世界の綿花生産量の1.5%~2%という希少性の高さもあり、世界でも最高級ランクのコットンに分類されている。
もうひとつのキーワードである無撚糸とは、文字通り撚りのない糸のこと。撚った糸を使用してタオルを織り上げると、強度が増し丈夫になるが、一方で肌触りが硬くなりがち。無撚糸を用いたタオルは、繊維の間に多くの隙間を有していることで、ふっくらと柔らかな肌ざわりに仕上がる。吸水性も高く、また、通気性も優れていることから乾きやすいというメリットも併せ持っている。
毎日使って、その良さを納得したらプレゼントにもしたくなる
ここで紹介するのは、タオル生産一筋60余年のメーカー「丸栄タオル」のブランド『イデゾラプレミアム』のラインナップから選んだ、スーピマコットンの無撚糸を用いて仕立てられたバスローブとタオル。
パスローブは、バスタオルで軽く水分を拭いてから羽織り、湯上り時にリラックスするための部屋着として着るという人が多い。また、バスタオルを使わずに、湯から上がったらそのままバスローブを着用して水分を拭い取ってもらうという人もいる。スーピマコットンの無撚糸で仕立てられたバスローブなら、どちらの使い方をしても快適。一度着用したら手放せなくなるばかりか、バスローブを使う習慣がない友人にも、その良さを教えてあげたくなるほどだ。
ふっくらと柔らかく使い心地のいいタオルは、幅広いサイズが展開されている。それらを詰め合わせた木箱入りのギフトセットは、多くの人に喜ばれるだろう。海外の人に向けてもセンスの良さが際立つ贈り物になるにちがいない。
最後に、スーピマコットン無撚糸のタオルが持つ素晴らしい特性を長持ちさせるための手入れ法を紹介しておく。糸を撚っていないことで、糸のほつれやすさや毛羽立ちなどのデメリットもあるので、知っておくと重宝。
ふんわり感を維持するために、洗濯の際にはネットに入れ、たっぷりの水を使って洗うのがポイント。脱水の後には取り出したタオルをバサバサと振ろう。パイルが立ち上がり、空気を含んで柔らかさがよみがえる。また、夏場など日差しの強い日には天日干しにせず、陰干しを心がけたい。
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
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- TEXT :
- 堀 けいこ ライター
- PHOTO :
- 島本一男(BAARL)