フェースラインが緩んだり、顔がたるんだりするのは、後頭部から顔を引き上げる力が弱くなることが原因のひとつ。それは、口を開けるときに上あごを使わずに、下あごだけを下げて開けているから。

これによって、リフトアップのための表情筋が衰えてしまい、たるみが進行。口角も下がってしまうことに…。改善策は、上あごをしっかりと動かすことなのですが、そもそも普段から上あごを使えていない、という事実にほとんどの人が気づいていないもの。

そこでエイジングデザイナーの村木さんが「上あごを後頭部から引き上げるようにしっかりと動かせるトレーニング」を伝授。あごを固定して、「あー」と斜め上に向かって声を出す方法なのですが、これによって口が大きく広がり、使えていなかった表情筋が使えるように変わっていきます!そしてこれがリフトアップ効果絶大。25秒で完了する簡単トレーニングだから、たるみが気になる人は習慣化するのがおすすめですよ。

■Step1:組んだ手の上にあごを置いて固定する

テーブルの上に肘をついて、両手を組み、その上にあごをのせます。これが基本姿勢で、下あごを固定させるのが目的。

組んだ手の上にあごを置いて固定する
感覚が掴めれば、下あごを固定しなくても上あごを動かせるようになります。

■Step2:Step1の姿勢のまま「あ〜」と大きな声を出す

後頭部から上あごを持ち上げるように、大きく口を開けて、「あ〜」と5秒間声を出します。これを5回繰り返して。このとき下あごは固定したまま。上あごは歯が見えるくらいしっかりと持ち上げましょう。

最初はうまくできなくても「上あごを上げる」という信号を脳に送ることが大事なので、トライし続けてみてください。

Step1の姿勢のまま「あ〜」と大きな声を出す
「あ〜」というときは首の後ろ、襟足の筋肉を縮めるように上あごを持ちあげるのがコツです。

【まとめ|リフトアップ効果絶大!上あご&後頭部引き上げトレーニング4か条】
1.口を開ける時、下あごだけを下げて開けている人が多い。
2.上あごの動きが悪いとリフトアップのための表情筋が劣化してしまう。
3.上あごを後頭部からしっかりと持ち上げるトレーニングでリフトアップ効果が。
4.後頭部から上あごを持ち上げるのがコツで、たるみ解消に効果的。

以上、リフトアップ効果絶大!上あご&後頭部引き上げトレーニングを教えていただきました。

セルフケアは続けることが大事。「誰でも簡単に効果テキメン」のアンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。

次回は5月7日の更新です。お楽しみに!

村木宏衣さん
エイジングデザイナー
(むらき ひろい)大手エステティックサロン、整体院、美容医療クリニックでの勤務経験を経て、小顔、リフトアップ、むくみ、ボディメイキングなど女性の悩みに対して、独自の「村木式 整筋」メソッドを確立。2018年「クリニックF」内「Amazing♡ beauty」を開設。最新刊は『10秒で疲れが取れる 奇跡の目元ほぐし』(主婦の友社)。 そしてご自身がプロデュースした美顔器「アメージングローラー」も発売中。「村木式整筋」メソッドのテクニックをセルフケアで簡単に再現できると話題に。Instagram
体験者:長尾優子さん
(46歳・サービス業)
「上あごがちゃんと使えているかどうかなんて、意識したことがなかったのですが、たるみ解消のためにはとても大事だったんですね。このトレーニングをやってみたところ、上あごを持ち上げるように意識するのが難しかったのですが、「あ〜」と高めの大きい声を出すとグッと引き上がる感覚に。口が動かしやすくなるせいか滑舌も良くなる気もするので、定期的にやりたいと思います」
PHOTO :
松原敬子
EDIT&WRITING :
荒川千佳子