巻き肩になっている姿勢が悪い人のほとんどは、小胸筋が硬くなっています。デスクワークが多い人は、気づかないうちにこの症状に当てはまっているのではないでしょうか…。

小胸筋とは、大胸筋の内側にあり、肩甲骨と肋骨につながっている筋肉で「天然のブラジャー」と呼ばれ、まるでサスペンダーのようにバストを支えています。

つまり、美しいバストをキープするためには、この小胸筋がしなやかでハリがあることがとても大事。さらに、小胸筋は血管のすぐそばにある筋肉で、ケアすることでバストの血行も改善され、美バストを維持するために必要な栄養が供給されやすくなるのだそう。つまり、普段あまり意識していなかった、この小胸筋こそ美バストを目指すうえで整えるべき筋肉なのです。

そこで村木さんが教えてくれるのが、小胸筋のストレッチ方法。壁に手を当てて、ストレッチする方法なのですが、たったこれだけ?と驚くくらい簡単!

60秒のストレッチだけでバストの下垂予防、巻き肩&姿勢の改善になるし、なんといっても気持ちよくのばせて肩周りがとっても軽やかに。朝のルーティンに取り入れてみては?

■Step1:足を腰幅に開いて立ち、壁に手をつける

壁を右にして立ち、肘を曲げた状態で壁に手をつけます。この時足は腰幅に開きましょう。これがスタート位置です。

肩が上がらないように注意。リラックスした状態で深呼吸しましょう。
肩が上がらないように注意。リラックスした状態で深呼吸しましょう。

■Step2:Step1の姿勢から、左へ45度、体を回転させる

手は壁につけたまま、体を左へ45度くらい向きを回転させるだけ。このまま自然な呼吸を繰り返しながら30秒キープしてください。脇の周辺がジワーとのびているのを感じるはずです。反対側も同様に行いましょう。

Step1の姿勢から、左へ45度、体を回転させる
目線は少し上にするとさらに伸びやすくなります。また30秒は長いという人は、15秒2セットずつでもOKですよ。

【まとめ|姿勢もバストも美しく!オバ見えを解消する&ラクになる小胸筋ストレッチ4か条】
1.デスクワークなどでうつむき姿勢が続くと巻き肩になり、バストを支えている筋肉=小胸筋が硬くなる。
2.小胸筋の硬化はバストの下垂、姿勢の悪化を招くので、オバサン体型に見えてしまう。
3.スタイル改善&美バストのためには、小胸筋にしなやかなハリを復活させることが必要。
4.壁を使ったこの簡単なストレッチは、気持ちよくのばせて肩も腕も軽やかに。

以上、姿勢もバストも美しく!オバ見えを解消する&ラクになる小胸筋ストレッチを教えていただきました。

セルフケアは続けることが大事。「誰でも簡単に効果テキメン」のアンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。

次回は5月14日の更新です。お楽しみに!

村木宏衣さん
エイジングデザイナー
(むらき ひろい)大手エステティックサロン、整体院、美容医療クリニックでの勤務経験を経て、小顔、リフトアップ、むくみ、ボディメイキングなど女性の悩みに対して、独自の「村木式 整筋」メソッドを確立。2018年「クリニックF」内「Amazing♡ beauty」を開設。最新刊は『10秒で疲れが取れる 奇跡の目元ほぐし』(主婦の友社)。 そしてご自身がプロデュースした美顔器「アメージングローラー」も発売中。「村木式整筋」メソッドのテクニックをセルフケアで簡単に再現できると話題に。Instagram
体験者:長尾優子さん
(46歳・サービス業)
「ただ壁に手をつけて、45度回転するだけなのに、すごく気持ちよく伸びて肩周りが本当にラクになりますね。肩が内巻きになっている…なんて気がついていませんでしたが、これだけ気持ちがいいということは、小胸筋が硬くなっていた証拠かも。両サイドで60秒で終わるので、仕事の後や朝のルーティンに取り入れたいと思います」
PHOTO :
松原敬子
EDIT&WRITING :
荒川千佳子