【目次】
【巻き方1】くびれ・ひし形ボブ
黒髪でも軽やかひし形ボブ
\marr 自由が丘店のAKiKOさんがレクチャー!/
「ベースは鎖骨くらいの長さのボブベース。顔周りは特にレイヤーを多めに入れ、ひし形のシルエットに。黒髪でも重たく見えず、動きがありやわらかいニュアンスを演出しています。首元にくびれをつくることで女性らしい柔らかさやさりげない抜け感も。ボリュームが出づらくぺったりしてしまいがちなトップ部分は、分け目をジグザグにとり、ふわっと立ち上がるように調整。前髪は少なめにシースルーっぽくつくり、軽やかな印象を助長させながらバランスをとっています」(AKiKOさん)。
<スタイリング方法>毛束をねじって乾かして、トップをふんわりスタイリング!
「トップのぺったり感は、洗髪して髪を乾かす際の乾かし方にもひと手間加えてみて。毛束をねじって熱を与えることで解消できます。前髪はカーラー、毛先はストレートアイロンを使用すると時短で手軽にスタイリングできますよ」(AKiKOさん)。
<STEP.1>トップ部分は毛束をなじりながら、ドライヤーの熱を与えて
<STEP.2>前髪はカーラーで動きを
<STEP.3>毛先はアイロンで外巻きに
<スタイリングのコツ3か条>
- 顔周りを中心にレイヤーを多めに入れて動きを出したボブなら、黒髪でもこなれ感アップ
- スカスカになりすぎないレイヤーと透け前髪の程よいバランスで、動き&抜け感を演出
- ぺったりしがちなトップは、洗髪後のドライヤーでボリュームを出すひと手間をプラス
「スタイリング剤は軽めのワックスやオイルで、自然な動きをキープして。毛先を中心に塗布して」(AKiKOさん)。
40代に似合う【黒髪でも軽やかひし形ボブ】バランスのいいレイヤー×前髪で動きのあるこなれスタイルに
【巻き方2】外ハネ巻き2選
【1】抜け感くびれボブ
\NORA GINZAの久場秀行さんがレクチャー!/
「軟毛で細く、量も少なめでボリュームが出づらい髪質。ベースはボブ、全体的な量の調整はせず、顔周りを中心にバランスよくレイヤーを入れています。顔周りのみにレイヤーを入れることで、自然な動き&ボリューム感が出やすいようにしています。毛先は外ハネしやすいよう調整を。前髪は眉と眉の間くらい、2~2.5cmくらいとかなり幅狭めにつくっているのがポイントです。おでこに垂れる毛束を少しつくることで今っぽいバランスに見えるうえ、肌のウィークポイントもカバーでき、さらに小顔見せまでかないます」(久場さん)。
<スタイリング方法>ストレートアイロンでさらっと巻いてこなれヘアに
「ボブには小回りのきくストレートアイロン使いがおすすめです。ストレートアイロンなら、さりげないカールのニュアンスをササッとテクニックレスで作れます!」(久場さん)。
<STEP.1>毛先を外巻きに
<STEP.2>顔周りのみさらっと斜め後ろに流す
<STEP.3>前髪は軽く内巻きに
<スタイリングのコツ3か条>
- ボブは前髪の毛量で抜け感を出す
- 毛先外ハネ×少なめ前髪のバランスで今っぽさをプラス
- ボブの巻きはさりげない動きが出せるストレートアイロン使いがカギに
「スタイリング剤はオイルがおすすめ。毛先を中心に塗布したあと、手に残ったものを顔周りと前髪になじませて」
40代に似合う【抜け感くびれボブ】毛先外ハネ×少なめ前髪で今どきバランス
【2】外ハネベースのコンパクトなショートボブ
\ABBEY GINZAの馬場竜也さんがレクチャー!/
「ボブベースでカットし、カットラインを残して毛量を調節。フェイスラインの髪は頬骨が隠せる長さにして、少し段をつくると四角っぽさが軽減できます」(馬場さん)。
<スタイリング方法>表面のウェーブは耳の高さからスタート
「全体の毛先を外ハネにしたら、表面を波状に巻くだけ。表面のウェーブは耳の高さから。それより上にすると、頭のハチが大きく見えてしまうので注意しましょう」(馬場さん)。
<STEP.1>前髪にマジックカーラーを巻く
<STEP.2>毛先を外ハネに巻く
<STEP.3>耳の高さにふくらみをつくる
<STEP.4>オイルをなじませてスタイリング
<スタイリングのコツ3か条>
- キレイに巻き過ぎない
- 顔まわりの髪もしっかり巻く
- オイルはつけすぎない
「外ハネは無造作感がかわいいので、キレイに巻こうと思わなくて大丈夫。また、タイトなスタイリングですが、オイルをつけすぎてベタベタになるのはNG。軽めのオイルを少しずつ足していくイメージで、髪の内側からつけるようにしましょう」(馬場さん)。
頭が小さく見えるコンパクトボブ|ベース型はS字ウェーブでエラ張りをシャープに!
【巻き方3】内巻きボブ3選
【1】ワンレン気味のしなやかこなれボブ
\marr 中目黒店の土田麻美子さんがレクチャー!/
「ベースはあごくらいの長さのグラデーションボブ。レイヤーは全体的に少なめ。毛先は微妙にグラデーションを入れることで、毛先に丸みを出しながらもつるっとした面をつくり、ツヤ髪に見えるよう仕上げています。ワンレンっぽく見えますが、顔周りに少しだけ短い毛を仕込み、動きと軽やかさプラス。シャープな切りっぱなしボブとはひと味違う、丸み&しなやかな動きのあるやわらかい雰囲気に」(土田さん)。
<スタイリング方法>サイド~顔周りのみアイロンでササッとニュアンスづけ
「ぺったりしがちなトップは特に、根元をブラシで立ち上げるようにブローするのがポイント。洗髪して乾かす際にも、このひと手間を加えておくと翌朝もスタイリングしやすいはず」(土田さん)。
<STEP.1>トップ部分は根元から髪をふんわり立ち上げるようにブロー
<STEP.2>毛先もブラシでブローして内巻きに
<STEP.3>サイド~顔周りはリバース巻きで華やかな動きをプラス
<スタイリングのコツ3か条>
- ツヤを残しながら毛先には自然と丸みを出すグラデーションボブで、いつでもまとまる美髪に
- 顔周りのみ短い毛をさりげなく仕込み、軽やかさ&動きを出す
- 生え際から髪を立ち上げるようにブラッシング&ブローして、トップのぺったり感を解消
「スタイリング剤は髪質で使い分けを。硬い髪にはツヤを出すバームやオイルを、柔らかい髪ならクリーム系ワックスがおすすめです」(土田さん)。
40代に似合う【ワンレン気味のしなやかこなれボブ】分け目ふんわり、気になる生え際も自然にカバー
【2】するっとまとまる美ショートボブ
\nuu 代官山の竹ヶ鼻 唯さんがレクチャー!/
「長さはあごとリップラインの中間くらい。毛先はパツッとワンレン気味に重めにカットをしていますが、全体的にグラデーションを入れ、自然な丸みが出てまとまりやすいスタイルに。サイドの毛は耳にかけられる長さを残しているので、耳にかける分量を変えるだけで、シャープに見えたり、より女性らしく見えたり、雰囲気を微妙にチェンジできるのもポイントです。佐伯さんはトップがペタッとしてボリュームが出づらい髪質ですが、ロングやミディアムではなくショートボブと長さが短いのでやはり、髪の重みでぺったりはしづらいと思います。まとまりやすさにこだわってカットさせていただいているので、2~3か月たってもスタイルをキープしていただきやすく、扱いやすいのも魅力です」(竹ヶ鼻さん)。
<スタイリング方法>毛先と顔周りを軽く巻くだけで時短に
「洗髪して乾かすだけでもまとまりやすいスタイルですが、トップはカーラーで、全体はストレートアイロンを通すだけでよりふんわり柔らかなニュアンスが出せます」(竹ヶ鼻さん)。
<STEP.1>トップはカーラーでふんわり感を
<STEP.2>サイドはストレートアイロンで丸みを出すように
<スタイリングのコツ3か条>
- 毛先は重めに残し、適度にグラデーションを入れて丸みを出しながらまとまりやすく
- ぺったりしがちなトップ部分はカーラーでセット
- ストレートアイロンで時短に、まとまるツヤ髪スタイリング
「スタイリングにはトリートメント効果のあるミルクがおすすめ。保湿しながら、よりまとまりのあるスタイルに」(竹ヶ鼻さん)。
40代に似合う【するっとまとまる美ショートボブ】絶妙なグラデーションで女性らしいしなやさかを
【3】うねりも解消、広がり抑えた大人ボブ
\HONEY Shibuyaの小室里奈さんがレクチャー!/
1本1本が太くてしっかりしている八木ヶ谷さんの髪質。「髪の内側がうねって広がりやすい方は、表面を長めに残して、重さで落ち着かせるスタイルがおすすめです。大人女性は前髪の内側もうねりやすくなっているので、ここも減らさず、長さを残した方が扱いやすくなります」(小室さん)。
<スタイリング方法>スタイリング前に使うオイルでパサつきと広がりを抑える!
大人女性の髪は乾燥しやすくツヤが出にくくなるもの。そんな髪におすすめなのがMTGの『リファロックオイル』(100ml¥2,640)。「スタイリング前に髪全体になじませておくと、熱ダメージから髪を守るだけでなく、まとまりやすい髪になります」(小室さん)。
<STEP.1>乾いた髪にオイルをまんべんなくなじませる
<STEP.2>毛束の根元からストレートアイロンを通し、毛先だけ軽く内巻きにする
<STEP.3>前髪をまっすぐ前に引っ張りながらカーラーで内巻きにする
<STEP.4>前髪の中間あたりを狙ってスタイリング剤をスプレーする
<スタイリングのコツ3か条>
- パサつきを抑えてツヤを出すにはスタイリング前のオイルを活用
- 髪の表面を長めに残し、うねりと広がりを抑える
- ストレートアイロンはまっすぐ下ろし、前後に傾けない
アイロンが前や後に傾いてしまうと、ピン!としたまっすぐな髪になりません。「毛先に変なクセがついてしまうので、アイロンは垂直に下ろすように注意してください」(小室さん)。
【うねり解消ヘア】内側がどんなにうねっても大丈夫! 表面さえピンとのばせば大人ボブの完成
【巻き方4】ミックス巻き
髪にふんわり感をもたせる、ニュアンスショートボブ
\HONEY Shibuyaの小室里奈さんがレクチャー!/
1本1本が細くてやわらかい髪質の坂元さん。うるおいがないためパサつきやすく、ツヤが出にくいのが悩みだとか。「髪の表面にレイヤーを入れすぎるとパサつきが目立ってしまいます。段は控えめにして、毛量を抑えるなら内側で調整してください」(小室さん)。ツヤ髪を印象づけるには、カラーリングの色選びも重要とか。「メイクをするとき、ラベンダー色のベースを塗るとくすみが消えて明るい肌色になりますよね。実は髪も同じ。カラーリング剤にパープルを加えるだけで、抜け感が出るんですよ」(小室さん)。
<スタイリング方法>ストレートアイロンでこめかみより上は内巻き、下は外巻きに
ストレートアイロンを使うとき、注意したいのは角度。「こめかみより上部分はボリュームが欲しいので、ストレートアイロンを真横に引っ張って根元を起こしながら内巻きにします。こめかみより下の髪はフェイスラインに沿わせるように下に引っ張り、毛先を外ハネにするのがポイントです」(小室さん)。
<STEP.1>こめかみより上の髪は真横に引っ張りながら毛先を内巻きにする
<STEP.2>こめかみより下の髪は毛先だけ外ハネに
<STEP.3>前髪は根元を立ち上げるようにカーラーで巻く
<STEP.4>同量のワックスとオイルを手のひらで混ぜ、毛先に揉み込む
<スタイリングのコツ3か条>
- こめかみより上の髪はストレートアイロンで真横に引っ張って根元を起こす
- こめかみより下の髪は肌に沿わせるように下へ引っ張り、毛先だけ外ハネに
- ホールド力とツヤ感はワックスとオイルを混ぜ合わせてつくる
「大人の髪にはワックスの浮遊感とオイルのツヤ感の両方が欠かせません。同じ量ずつ混ぜてスタイリングすると、スタイルもツヤ感も長持ちします」(小室さん)。
ぶきっちょさんでも簡単!ストレートアイロンでつくるニュアンスボブ
- TEXT :
- Precious.jp編集部