「まさきぬ」と読んだら大恥です!「正絹」の正しい読み方は?
明日・5月29日は『呉服の日』です。
5(ご)2(ふ)9(く)の語呂合わせですね。
「より多くの人に和装の良さを知ってもらいたい」という願いが込められているそう。
確かに、和装は日本固有の服装文化でありながら、洋服に慣れた現代人には、ちょっと敷居の高いイメージもございますね。
着物は難しそう…という方も、入門編的に気軽に着ることのできる浴衣は、あと数日後・6月から着用できますので、今年はぜひ、トライしてみてはいかがでしょう?
本日は、和服に関連する日本語クイズをお送りします。
【問題1】「絵羽」ってなんと読む?
「絵羽」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:和服の柄のつけかたの一種、また、そのような柄のつけ方をした羽織を指す言葉です。
<使用例>
「こちらの訪問着、まあ、複雑な絵羽模様が見事ですね…。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 絵羽(えば)です。
「絵羽(えば)」とは、着物や羽織にほどこす模様のつけかたを指します。身頃と袖のぬいめの部分で、模様がひとつながりとなって食い違わぬよう、染めたり仕立てたりしたものを指します。
訪問着や振袖など、格の高い着物に使用される模様になります。
※詳しくおさらいしたい方は、のちほど記載する参考記事でどうぞ!
さて、2問目は、過去に大変反響の高かった和装関連用語の、おさらいクイズです。正解できるでしょうか?
【問題2】「正絹」ってなんと読む?
「正絹」の正しい読み方をお答えください。
ヒント:和装用語で、「シルク100%」という意味の言葉です。
<使用例>
「この会場でのパーティーなら、いくら豪華でも紬ではなく、正絹の着物で行くほうが無難だと思うけれど…。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 正絹(しょうけん)です。
「正絹(しょうけん)」は、「絹100%」という意味で、和装の「格」は、素材や模様のつけ方で決まりますので、
「正絹(しょうけん)」という言葉は和装を語る際、大変よく登場します。…というより、「いまさら聞けな
い」系の、和装の常識となる言葉です。
「正絹(しょうけん)」、覚えておきましょう。
※詳しくおさらいしたい方は、こちらの関連記事で!→「正絹」「小紋」「訪問着」…式典やパーティーに着て行けない着物はどれ?和装の基礎知識&マナー診断10問10答!
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本日は、5月29日『呉服の日』のトリビアと、和装に関連する日本語から、
・絵羽(えば)
・正絹(しょうけん)
などについておさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱