「最古参」ってなんと読む?「古参」の応用でいいの?
明日・5月30日は『古民家の日』です。
最近、「古民家カフェ」「古民家ギャラリー」など、古民家を再生利用したスポットが注目を集めていますね。
伝統的木造建築の建物や古い民家が減少している中、こうした再生利用で、古き良き日本の伝統文化の継承とその周知を図ることがを的として制定されたのが『古民家の日』です。
日付は、こ(5)みん(3)家=おうち(0)の語呂合わせと、「古材の活用を推進したい」との想いから「ごみゼロの日」と同じ日が選ばれたのだとか。
古民家を手入れして再生・活用することは、SDGs的な観点にもかなっているのですね。
本日は『古民家の日』にちなんで、「古」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「古参」ってなんと読む?
「古参」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「ずっと以前からその職業や地位についていること。また、その人。」という意味の言葉です。
<使用例>
「転属先に、なんでも教えてくれる古参の事務員さんがいらして、お世話になってるわ。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 古参(こさん)です。
この言葉、「こざん」と誤読または勘違いして使用されている例が、とても多いようです。
対義語は「新参(しんざん)」と、「さ」が濁って「ざ」という音になりますが、
「古参(こさん)」は濁りません。勘違いなさっていた方は、お気を付けください。
これをふまえて、2問目に参りましょう。
【問題2】「最古参」ってなんと読む?
「最古参」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「最も古くからある職や仕事についていること。または、その人。 」という意味の言葉です。
<使用例>
「仲良くしてる『推し活』仲間の中では、私が最古参のファンなの。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 最古参(さいこさん)です。
「最」という接頭語がついても「さいこざん」と濁りません。
「最古参(さいこさん)」ですので、お間違えの無いように!
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本日は、5月30日『古民家の日』にちなんで、「古」という字の入った日本語から、
・古参(こさん)
・最古参(さいこさん)
などの、間違えやすい読み方についておさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱