【目次】
骨盤底筋をほぐすマッサージ【1選】
■骨盤底筋をゆるめ、姿勢や腰痛改善につながる!
\このメソッドの効果とポイント/
・骨盤が歪んでいると姿勢が悪くなり、腰痛やお尻のコリ、冷えやむくみを引き起こす。
・「骨盤底筋」という、骨盤を支える筋肉が硬くなることが原因のひとつ。
・テニスボ―ルで坐骨まわりの筋肉をほぐすことで「骨盤底筋」をゆるめることが可能。
・このメソッドで姿勢や腰痛改善に加え、冷え、むくみなど女性特有の悩みの解決にも効果的。
<STEP.1>坐骨の位置を確認
・坐骨とは、仙骨、尾骨とともに骨盤を形成していて、座った時に椅子に接する部分のことを指します。
・坐骨の模型で解説すると、丸印の部分です。
・丸印のところが坐骨。内側と外側の計4か所をほぐしていきます。
<STEP.2>椅子の座面に坐骨が当たるよう骨盤を立てて座る
・座った姿勢がキープできるよう腕で支えながら、椅子の座面に坐骨が当たるよう骨盤を立てて座ります。
・これが基本姿勢。
<STEP.3>坐骨の外側のキワにテニスボール入れ、足を上げ下げする
・右側坐骨の外側のキワにテニスボール入れ、Step2の姿勢のまま、右足を浮かせ、上げ下げを10回行います。
・そして、右側坐骨の内側のキワ、左側坐骨の外側のキワ、左側坐骨の内側のキワも、同様に行いましょう。
初出:村木宏衣さん指南|たった40秒で腰痛、お尻のコリに効く!テニスボールで骨盤底筋をほぐすワザ
骨盤底筋群の衰え予防に!「内もも」引き締めトレーニング【2選】
■骨盤底筋群の衰え予防に! 内もも引き締めエクササイズ
「太ももの中でも、内ももはたるみが現れやすい部位。なぜなら、内ももの筋肉『内転筋(ないてんきん)』は脚を横に閉じる時に使われる筋肉で、太ももの前側や後ろ側に比べると、日常生活で使われづらい筋肉だから。そのため、筋肉が衰えやすく、たるみが進行しやすいのです。
そこで、ほっそりスリムな太ももを作るために、『内転筋』を鍛える2つのトレーニング「ニースクィーズ」と「サイドスライドランジ」を取り入れて、たるんだ内ももをキュッと引き締めていきましょう。
『内転筋』を鍛えることは、内ももの引き締めだけでなく、骨盤全体を支える筋肉、骨盤底筋群の筋力アップにもつながります。骨盤底筋群の衰えは、尿漏れを引き起こす要因となるので、30代中盤以降の女性は、しっかりと鍛えておくことが大切です」(佐々木さん)
【1】たるんだ内ももをキュッと引き締める「ニースクィーズ」
「ニースクィーズ」を動画でチェック!
<STEP.1>仰向けになり、両手は体に横に添え、両膝の間にボールもしくはクッションを挟みます。
<STEP.2>息を吸って、吐きながら、挟んでいるボールをつぶすように内ももに力を入れ、骨盤を後傾して腰を床に押しつけていきます。この時、ボールを膣からおへそへと引き上げていくよう意識しましょう。10秒間キープしたら、リラックスします。
<STEP.3>10秒キープを12~15回繰り返します。同様に2〜3セット行います。
「エクササイズボールがない方は、枕やクッションを使いましょう。内転筋だけでなく、骨盤底筋群を鍛えることもできるので、出産後の尿漏れに悩む方にもおすすめです」(佐々木さん)
【2】お尻や太ももなど、下半身全体の引き締めに効果的!「サイドスライドランジ」
「サイドスライドランジ」を動画でチェック!
<STEP.1>右足の下にタオルを置き、右足のかかとを上げたまま、足の指の付け根をタオルにのせます。
<STEP.2>右足の膝は軽く曲げ、股関節をキュッと締めるように少し内側に入れておきます。
<STEP.3>胸の前で手を組みます。お腹に力を入れながら、左脚の股関節を曲げて、お尻を後ろに出しながら腰を落とし、右脚を横にスライドさせます。
<STEP.4>息を吸って吐きながら、内ももを締めるようにして、元の位置に戻ります。
<STEP.5>3〜4を12-15回繰り返し、反対側も同様に行います。2〜3セット行いましょう。
「脚をスライドさせた時は、右足の内ももがストレッチするところまで伸ばしましょう。脚を戻す時は、内ももをキュッと締めることも意識してください。内ももだけでなく、太もも全体、お尻にも効くので、下半身のボディメイクにも効果的です。集中的に引き締めたい場合は週3〜4回、各3セットずつ行うようにしましょう」(佐々木さん)
初出:美脚の敵・内もものたるみを解消!「内もも引き締めエクササイズ」【動画で学ぶ大人のボディメイク】
骨盤底筋群を鍛える!「腰肉&ウエスト」引き締めトレーニング【2選】
■骨盤底筋群を鍛える!「腰肉撃退&くびれ」エクササイズ
「腰まわりは、もともと脂肪がつきやすい部位でもありますが、肋骨の開きも原因のひとつ。というのも、肋骨が開いていると、お腹の力が抜けてしまい、引き締めに重要なインナーマッスルを使うことができないから。そこで重要になってくるのが、肋骨を締める動きです。
ここでは、肋骨を締め、インナーマッスルを鍛える2つのエクササイズ『リブシェイプ』と『ソラシックローテーションリーチ』をご紹介します。背中の筋肉や体幹も使いながら、ツイストの動きも加えていくため、代謝を上げて脂肪の燃焼を促し、すっきりとした腰回り、くびれを目指すことができます。
2つのエクササイズは、腰回りの引き締めやくびれ作りだけでなく、骨盤底筋群を鍛えることもできるので、女性特有のデリケートな悩み、尿漏れの予防にも役立ちます」(佐々木さん)
【1】肋骨を締めて、ウエストにくびれを作る「リブシェイプ」
「リブシェイプ」を動画でチェック!
<STEP.1>正座の状態から、かかとはお尻の後ろにつけ、足指を立てて座ります。この時、骨盤はしっかりと立てておくこと。
<STEP.2>ボールかクッションを内ももに挟みます。膝の間はこぶしひとつ分のスペースを開けておきます。
<STEP.3>背筋を伸ばして、手のひらを上に向けた状態で、両手を肩の前に伸ばします。
<STEP.4>息を吸って、吐きながら、体に沿わせるように肘を後ろに引きます。この時、肋骨を締め、ボールを潰しながら、おへその方に引き上げていくようにインナーマッスルを使っていきます。
<STEP.5>3〜4を12〜15回繰り返します。同様に2〜3セット行います。
「エクササイズボールがない方は、クッションを使いましょう。挟んだボールやクッションを太ももでつぶす時は、内ももからお腹のインナーマッスルまでのつながりを意識して行ってください。骨盤底筋群も同時に鍛えることができます」(佐々木さん)
【2】腰肉をキュッと引き締める「ソラシックローテーションリーチ」
「ソラシックローテーションリーチ」を動画でチェック!
<STEP.1>両手は肩の真下、膝は股関節の真下に置き、四つん這いの姿勢になります。膝の間に、こぶし一つくらいのスペースを空け、背筋はまっすぐに、首も長く伸ばします。左手にダンベルもしくはペットボトルを持ち、床につけておきます。
<STEP.2>左足を後ろに伸ばして、そのまま体を左に向けます。右足は膝の真後ろにくるように置き、左足は斜め45度に爪先を向けておきます。
<STEP.3>ダンベルもしくはペットボトルを持った左手を上にあげます。
<STEP.4>息を吸い、吐きながら、伸ばしている手を脇の下に通し、ダンベルを後ろへ押し出すようにして、上半身をひねります。この時、肋骨を締めることを意識。
<STEP.5>息を吸って、吐きながら、腕を前に回すようにして3に戻りましょう。
<STEP.6>3〜5を12〜15回繰り返し、反対側も同様に行います。左右ともに2〜3セットずつ行いましょう。
「ダンベルは、1キロ〜1.5キロ程度の軽めのものを用意しましょう。ダンベルがない方は、500mLのペットボトルでOK。上半身をひねった時に、肋骨をしっかり締めることを意識すると、より効果的です」(佐々木さん)
初出:「腰の贅肉撃退」&「くびれを作る」家トレでメリハリボディに!【動画で学ぶ大人のボディメイク】
- TEXT :
- Precious.jp編集部