「めまつげ」ではないですよ!「目睫」ってなんと読む?
明日・6月6日は『つけまの日』という記念日になっています。
日本の『カワイイ文化』の象徴的アイテムの一つである『つけまつげ(つけま)』をを国内外に発信することを目的とした記念日で、
6と6が、つけまつげをつけた両目のように見えることから日付が選ばれたそう。…カワイイ発想ですね(笑)。
日本の「カワイイ」という言葉は、「SUSHI」「MANGA」のように、今や「KAWAII」で世界的に通じる表現に成長しましたので、この記念日のもくろみは成功している、と言えそうです。
本日は「つけまつげ」にちなんで「付」「睫」の字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「貼付」ってなんと読む?
「貼付」という日本語の「てんぷ」意外の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「貼」の常用漢字としての音読みは?
<使用例>
「履歴書には必ず写真を貼付してください。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 貼付(ちょうふ)です。
「貼付(ちょうふ)」は、以前、本シリーズで出題した問題ですが、使用頻度の高い言葉ですので、今回、おさらいいたしました。読めたでしょうか?「貼」の音読みには「チョウ」と「テン」がございますが、「チョウ」だけが常用漢字の範囲の読み仮名になります。
最近は「貼付(ちょうふ)」の「慣用読み」として「てんぷ」も掲載している辞書が多いものの、こちらは「『てんぷ』という誤読があまりにも多いので慣用化した」という経緯かと思われますので、
大人としては本来の「貼付(ちょうふ)」と読めたほうがスマートです。
ちなみに、
・添付(てんぷ)…付け添える。
・貼付(ちょうふ)…貼り付ける。
と、意味が違います。
さて、2問目に参りましょう。
【問題2】「目睫」ってなんと読む?
「目睫」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「目とまつげ。転じて、きわめて近いところ。目前。」という意味の言葉です。
<使用例>
「本番が目睫となったところであわてないよう、今からしっかり練習しましょう。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 目睫(もくしょう)です。
「とても近い」という状態を「目と睫のよう」と表現する言葉があるところが面白いですね。
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本日は、6月5日『つけまの日』にちなんで、「付」「睫」という字の入った日本語から、
・貼付(ちょうふ/てんぷ)
・目睫(もくしょう)
の読み方などをおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト/『読売新聞』(2014年2月15日東京版夕刊)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱