和風にも洋風にも合うシンプルな形が美しい、食洗機で洗える万能漆器

「伝統と革新」のスピリットが息づく街、京都。この街では、古いものを大切にしながらも新しいものを受け入れ、その確かな技術を用いた、現代の暮らしになじむ工芸品も数多く誕生しています。そこで、そんな京都の神髄が感じられる「ほんまもん」の名品を、「京都通」の推薦コメントとともにお届け。今回は、フードスタイリストの肱岡香子さんが推薦する、なちやの「自在椀4.5」をご紹介します。

なちやの「自在椀4.5」

「自在椀4.5」【φ13.5×高さ7.3cm】¥7,500(税抜)

日本の伝統である漆器を、もっと日常的に楽しんでほしい。そんな想いからつくられたのが、この「自在椀」です。

「仕事柄、清水の舞台から飛び降りるつもりで買った宝物のような漆の器ももっていますが、手入れがたいへんで愛でるだけの存在に…。そんなとき出合ったのがこの器。食洗機で洗えると聞いて、度肝を抜かれました(笑)。汁物、丼、取り鉢など、気楽に普段使いができるのがうれしい。側面の木目(乱れ筋)も美しく、10年以上使っていますが、使うほどに艶や色が変化していくのも素敵です。高台のないシンプルなデザインも現代的で、和食にも洋食にも合います。使いやすいこの形のほか、サラダや煮物に使える平たい型、そばちょこやあんみつ入れなどにも使える湯飲み型…と、少しずつ買い足しています」と語る肱岡さん。

こちらの「自在椀」には、100%天然の漆の樹液を熱を加えずに精製することで、より細かく強度が増した「純漆」を使用。直射日光や熱に強く、漆膜が硬くて傷つきにくいうえ、はがれにくく、美しい艶も得られるという優れものなのです。

扱いや手入れがたいへんなイメージのある漆器ですが、「自在椀」なら食洗機で洗えるため、普段使いにもぴったり。和洋食問わずなじむ美しさも相まって、上品に食卓を彩ってくれそうです。

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PHOTO :
戸田嘉昭・小池紀行(パイルドライバー)
EDIT&WRITING :
田中美保(スタッフ・オン)、中村絵里子(Precious)
RECONSTRUCT :
難波寛彦