「かがやき」ではないですよ!「褌」ってなんと読む?
本日はまず、いきなり1問目に挑戦していただきましょう。
【問題1】「褌」ってなんと読む?
「褌」という日本語の、読み仮名4文字の正しい読み方をお答えください。
ヒント:締め付けが少ない下着として、近年、再注目されています。
<使用例>
「パートナーが、健康のため、と、下着を褌に変えたのよ。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 褌(ふんどし)です。
「褌(ふんどし)」という字、「コン」「みつ」「したばかま」という読み仮名もございますので、クイズは「読み仮名4文字」で限定いたしました。
「褌(ふんどし)」は、ご存じの通り、「男性の陰部を覆う細長い布」です。
下着というイメージがありますが、江戸時代までは「褌(ふんどし)」の上に何も履かず…というスタイルが、外着としても成立していました。その後、日本に欧米化の流れが訪れたことにより「おしりを出して街を歩くのはみっともない」という感覚が根付き、「褌(ふんどし)」は徐々に、完全な下着としての役割へと変わっていったのです。
現在の男性下着はボクサーブリーフやトランクスなどが主流となっていますが、締め付けが少ないことが健康に良いとされ「褌(ふんどし)」の愛好家も増えているようですよ。
…さて、2問目に参りましょう。
【問題1】「御襁褓」ってなんと読む?
「御襁褓」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:幼児や、一部の高齢者等が使用するものです。
<使用例>
「女性用だけでなく、男性用のトイレにも、御襁褓を変えられるスペースの設置が必要よね。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出て参ります。
正解は… 御襁褓(おむつ)です。
「 御襁褓(おむつ)」…皆さまご存じの、「乳児・幼児などの臀部にあて、大小便を受け止める紙や布。」を指します。
もともとは新生児に着せる産衣全般が「襁褓(むつき)」と呼ばれており、その丁寧語が「御襁褓(おむつ)」となり、現在のような意味に変化しました。時代小説愛好家の方は「まだ襁褓(むつき)のとれない赤子」などの表現で、ご存じかもしれません。
さて、実は明日・6月11日は『布おむつの日』という記念日なのです。
そこで本日は、「下着」に関連した日本語クイズをお送りしてまいりました。
6月11日が『布おむつの日』に選ばれたのは、六月(むつき=襁褓)の11(いい)日である、という語呂合わせです。
「赤ちゃんやお年寄りの肌に優しく、赤ちゃんの感受性を豊かに育て、地球環境に優しい布おむつの良さを広く知ってもらいたい」との願いが込められているそう。洗って繰り返し使える布おむつは、環境保護の観点からも、魅力が見直されていますね。
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本日は、6月11日『布おむつの日』のトリビアと、下着に関連した日本語から、
・褌(ふんどし)
・御襁褓(おむつ)
などについておさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト/一般社団法人日本衛生材料工業連合会ウェブサイト/一般社団法人日本ふんどし協会ウェブサイト
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱