目を酷使している人に現れやすいドライアイの症状。涙の量が不足したり、涙の質が変わるのが原因ですが、「ただの目の渇き」と放置していると、目の表面に傷ができることもあるので、自覚のある人は今すぐ対策をしましょう。

コンタクトを装着している、パソコンやスマートフォンの長時間使用している、エアコンの効いたオフィスに長時間いることが多い…これに当てはまっている人は要注意。目がごろごろする、充血しやすいなどの症状が出ることがあるなら、ドライアイの可能性大ですよ。

目薬でケアするのもいいのですが、村木宏衣さんが提案するメソッドが効果的。

なぜなら、目の潤いは、涙だけでなく、まつ毛の生え際にあるマイボーム腺から分泌される脂が組み合わさって保たれているので、涙も脂も両方出やすくなるのが理想です。なので、その両方を出やすくする、村木さんが提案してくれるメソッドがおすすめ。目元の筋肉が緩み、目周り、生え際の血流が良くなることで、目の潤いアップだけでなく、目の疲労も減少。とっても簡単だし、メイクをしたままできるので、仕事の合間にぜひやってみてください。

■目を閉じたまま目頭と目尻を指で押さえ、左右に小刻みに動かす

しっかりと目を閉じて、人差し指と中指を使って、目頭と目尻を指で優しく押さえます。力は入れずに、そのまま左右に小刻みにゆらゆらと30回、動かしてください。これだけで涙と脂の分泌量が高まります。反対側も同様に行って。

目を閉じたまま目頭と目尻を指で押さえ、左右に小さく動かす
 

【まとめ|疲れ目&ドライアイに効く。目を潤す簡単メソッド4か条】
1.ドライアイは、涙の量が足りなくなったり、涙の成分が変化したりする症状。
2.目の表面がダメージを受けることもあるので、目を酷使している人は対策が必須。
3.目の潤いを保つには涙だけではなく、マイボーム腺というまつげ際から出る脂も重要。
4.ドライアイ対策は涙と脂の両方を増やす、このメソッドが効果的だし目の疲労対策にも。

以上、「疲れ目&ドライアイに効く。目を潤す簡単メソッド」を教えていただきました。

セルフケアは続けることが大事。「誰でも簡単に効果テキメン」のアンチエイジングメソッドに限定して、毎週土曜日にテーマを変えてお届けします。

次回は6月18日の更新です。お楽しみに!

 

村木宏衣さん
エイジングデザイナー
(むらき・ひろい)大手エステティックサロン、整体院、美容医療クリニックでの勤務経験を経て、小顔、リフトアップ、むくみ、ボディメイキングなど女性の悩みに対して、独自の「村木式 整筋」メソッドを確立。2018年「クリニックF」内「Amazing♡ beauty」を開設。『10秒で顔が引き上がる 奇跡の頭ほぐし』(主婦の友社)は24万部を突破し、最新刊の『10秒で疲れが取れる 奇跡の目元ほぐし』(主婦の友社)も好評。 また、ご自身がプロデュースした美顔器「アメージングローラー」も発売中。「村木式整筋」メソッドのテクニックをセルフケアで簡単に再現できると話題に。新刊『鼻のむくみ・ゆがみとり!顔印象変わる 美鼻矯正』(講談社)が発売中。 Instagram
 
体験者:松藤あつこさん
(40歳・化粧品会社経営)
「自覚はなかったのですが、スマートフォンを見る時間が長いし、目が疲れていると感じているので、ドライアイが慢性化しているのかも…。このメソッドをやってみたら、疲れていた目がスッキリして視界が広くなったような気が。目のダメージを軽減するために、こまめにドライアイ対策をしようと思います」
PHOTO :
松原敬子
EDIT&WRITING :
荒川千佳子