人の体にある「項」って?読み仮名3文字でなんと読む?
明日7月28日は、『世界肝炎デー』また『日本肝炎デー』です。
WHO(世界保健機関)の定めた『世界肝炎デー』の呼びかけにより、日本でも厚生労働省が同日を『日本肝炎デー』に定め、「肝炎のまん延防止、患者・感染者に対する差別・偏見の解消、感染予防の推進」が目的とされています。
新型コロナウイルスの出現によって、以前よりも感染症の脅威が身近なトピックとなった昨今ですが、ほかの病気に関しても、正しい知識をもって考えられるよう、改めて気を付けたいですね。
本日は、体に関連する日本語クイズをお送りします。
【問題1】「鳩尾」ってなんと読む?
「鳩尾」という日本語の、読み仮名4文字の正しい読み方をお答えください。
ヒント:人体における急所のひとつです。
<使用例>
「学生時代、テニスボールがちょうど鳩尾に当たってしまった事があって、痛くて動けなかったわ。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 鳩尾(みぞおち/みずおち)です。
※読み仮名3文字で「鳩尾(きゅうび/はとお)」とも読み、いずれも意味は鳩尾(みぞおち/みずおち)」と同じです。
「鳩尾(みぞおち/みずおち)」は、打撃を受けると横隔膜の動きが止まり呼吸ができなくなるため、人体における急所のひとつに数えられています。
「鳩尾」と表記される由来は、鳩の尾に形状が似ているから、「みぞおち/みずおち」という語感は、「飲んだ水が落ちるところ」というイメージから来ているようです。
さて、2問目にまいりましょう。
【問題2】「項」ってなんと読む?
「項」の、1文字で日本語として成立する正しい読み方をお答えください。
ヒント:上半身の一部分です。
<使用例>
「明日は浴衣を着るから、項のお手入れをしておこうかしら。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 項(うなじ)です。
偏の「工」は「工具」を意味していますが、この字では同じ読みの「コウ→後」を意味し、つくりの「頁」が「頭」を意味していることから、「項(うなじ)」を指す字になりました。
夏は、花火大会や夏祭りの縁日など浴衣を着る機会が増える季節。
綺麗な「項(うなじ)」を見せて涼しげに着こなしたいですよね。
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本日は、7月28日『世界肝炎デー』『日本肝炎デー』のトリビアと、体に関連する日本語から、
・鳩尾(みぞおち)
・項(うなじ)
などについておさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/厚生労働省ウェブサイト/『漢字/漢和/語源辞典』ウェブサイト/語源由来辞典ウェブサイト
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱