「草履」ってなんと読む?「くさばき」と読まないように!
明日・8月3日は『ビーチサンダルの日』です。
8をビーチの「B」に見立て、「サンダル」の3(サン)と合わせた、語呂合わせです。
さて、世界中で使用されている「ビーチサンダル」ですが、実は、和装に合わせる日本のはきもののデザインに着想を得た、日本発祥のアイテムなのです。知ればなるほど!のデザインですよね。
本日は『ビーチサンダルの日』にちなんで「装い」に関連する日本語クイズをお送りします。
【問題1】「簪」ってなんと読む?
「簪」の、ひと文字で日本語として成立する、正しい読み方をお答えください。
ヒント:浴衣に合わせると、風情があって素敵です。
<使用例>
「この簪、浴衣に合わせるために買ったけれど、洋服にも合うのよね!」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 簪(かんざし)です。
「簪(かんざし)」は、みなさまご存知の通り、日本古来の髪飾りの一種です。
「髪挿し(かみさし)」という言葉が音変化で「かんざし」になった、という説が有力です。
夏は浴衣に「簪(かんざし)」を合わせることも多そうですが、浴衣はカジュアルですので、挿す位置は、前挿し、後ろ挿し、どちらでもOKです。
さて、2問目にまいりましょう。
【問題2】「草履」ってなんと読む?
「草履」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:素足にこれを合わせるのは、一般的にNGです。
<使用例>
「着物風に浴衣を着こなす場合は、草履を合わせるべきかしら?」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 草履(ぞうり)です。
「草履(ぞうり)」は、ビーチサンダルのデザインのもとにもなった、日本古来の履き物です。
ご年配の方はビーチサンダルのことを「ゴム草履」「ビーチ草履」と呼ばれたりもしますよね?
例文で、「浴衣を着物風に着たい場合」に触れていますが、浴衣を着物風に切る際の履き物は、下駄でも「草履(ぞうり)」でも問題ありません。しかし、どちらの履き物の場合も、着物風の着こなしには、素足ではなく足袋(たび)を着用するのが一般的です。
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本日は、8月3日『ビーチサンダルの日』のトリビアと、「装い」に関連する日本語から、
・簪(かんざし)
・草履(ぞうり)
の読み方をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト/『CBCweb』(中部日本放送株式会社)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱