ジャーナリスト志望のアンディが、モード誌『ランウェイ』のアシスタント職につき、さまざまな試練に直面しながら成長していく様が描かれた『プラダを着た悪魔』。続編では、雑誌出版業界が衰退するなかで“鬼編集長”のミランダとかつての部下であり、いまやラグジュアリーグループの重役となったエミリーが対峙する様子が描かれているよう。

アンディの成長に心温まるストーリーですが、アカデミー賞の助演女優賞、主演女優賞を2回受賞したまさにリビング・レジェンドなメリル・ストリープの演技に息を呑んだ方も多かったのではないでしょうか。彼女は冷徹な編集長を演じる際に、けっして声を荒げず、相手に耳を傾けさせるクリント・イーストウッドの話し方を参考にしたという秘話も。約20年経っても、変わらないカリスマ的オーラを放つ撮影現場のスナップを時系列でお届けします。

■1:ミランダのファーストルックに、世界中が驚く!

コートは「ランバン」、スカートは「ガブリエラ ハースト」。
コートは「ランバン」、スカートは「ガブリエラ ハースト」。

2025年7月23日、ミランダ・プリーストリーとしてのファーストルックに「20年前と変わっていない」と世界中が驚愕しました。彼女のアイコニックで優雅なシルバーヘアスタイルは健在! 濃いパープルのトップスにブラウンのレザースカートというこっくりとした配色の上下を、パウダリーなオレンジのコートで覆い、マチュアなカラーブロックコーディネートをメイク。足元には、ハイヒールのパンプスをいつまでも相棒に。

■2:鮮烈な赤パンプスを効かせればオーラが倍増

コートは「SA SU PHI」、パンプスは「ジャックムス」。
コートは「SA SU PHI」、パンプスは「ジャックムス」。

2025年7月25日、ミランダのセカンドルックを見たならば、この映画の衣装はやはり素敵なものばかり、と納得させられます。トップに君臨し続けるミランダに相応しいような仕立てのよいベージュコートに、白のポロシャツ、ネイビーのパンツをプラスしインテリジェンスなオーラを振りまいて。はっとするような鮮やかな赤パンプスを効かせれば、泣く子も黙るような貫禄スタイルが出来上がり。

■3:洗練のグレースタイルが美しいヘアスタイルにマッチ

ジャケットとスカートは「SA SU PHI」。
ジャケットとスカートは「SA SU PHI」。

2025年7月28日、アンディを演じるアン・ハサウェイや、ナイジェルを演じるスタンリー・トゥッチとともに目撃されたこの日は、洗練のグレーコーディネートに身を包んで。知的さとエレガンスを感じる凛とした装いが、ミランダの威厳ある姿を完成させます。シアーなストッキングまでグレイッシュなトーンで統一すると、モード感がさらにアップ。ボリューミィなブレスレットやリングなど、存在感のあるジュエリー使いにも注目です。


『プラダを着た悪魔2』の撮影現場より、メリル・ストリープ扮するミランダのルックを3選でお届けしました。彼女のエレガントでスマートなコーディネートを引き続き追いかけます!

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PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
阿部芙美香