「開かる」って読めますか?2通りの読み方があります!
明日・8月14日は『裸石の日』という記念日です。
ジュエリー関連の記念日で、製品になる前の、カットや研磨が施されただけの宝石「ルース」を意味する日本語「裸石(はだかいし)」の語呂合わせ…8(は)だか14(いし)、にちなんでいます。
ジュエリーのハンドメイド需要が高まってきている昨今、個人でも、ジュエリー製品になる前の宝石…つまり、ルース・裸石を購入できるということを知ってほしい、という目的で記念日化されたそう。宝飾店はもちろん、個人が入場できるミネラルショーなどでも、美しいルース・裸石に出会うことができます。裸石の状態で入手し、自分の好みのデザインを専門家にオーダーする…夢が広がりますね!また、手持ちのジュエリーのデザインを、一度、裸石の状態で想像してみて、リデザイン、リフレッシュ…という形も、また楽しそうです。
本日はまず「宝石」の「宝」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「宝相華」ってなんと読む?
「宝相華」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:唐草模様の一種で、日本では奈良・平安時代の装飾文様として多く用いられ、現代でも、格の高い和装の帯などの文様として用いられています。
<使用例>
「あのホテルでのパーティーに和装で出席するなら、この訪問着に、宝相華の帯を締めれば、ちょうどいいんじゃない?」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 宝相華(ほうそうげ) です。
「宝相華(ほうそうげ)」は、「想像上の植物を組み合わせたりした、空想的な花文」を指す言葉です。伝統的な文様には、桜や藤、菊など、実際にある花をデザインしたものもございますが、「宝相華(ほうそうげ)」は「空想上の花」を文様化したもの。華やかで格式の高い文様です。
さて、2問目にまいりましょう。
【問題2】「開かる」ってなんと読む?
「開かる」という日本語の「あかる」以外の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「手や足を大きく広げて立つ。進路などをふさぐようにして立つ。」「衣服の前などが乱れてひらく。」「目・口・指などが大きくひらく。」などの意味を持つ言葉です。
<使用例>
「大変な問題が立ち開かっているわね…。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 開かる(はだかる) です。
「たちはだかる」という言葉はよく使用しますが、漢字表記は「立ち開かる」です。ご存じでしたか?こちらは「開かる(はだかる)」の意味の中でも「進路などをふさぐようにして立つ。」が該当しますね。また、衣服が乱れ開いている状態などを「開かる(はだかる)」「開ける(はだける)」と言いますね。
※「開かる(あかる)」と読むと、「閉まっているものがひらく。」という意味になります。こちらは、やや古めかしい言い回しで、現代では「開かる(はだかる)」という読み方が一般的です。
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本日は、8月14日『裸石の日』のトリビアとあわせ、
・宝相華(ほうそうげ)
・開かる(はだかる)
などの日本語の読み方をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱