「火照る」って何と読む?「ひてる」ではありませんよ!
明日・8月16日は、京都の有名なお祭り『五山送り火』が開催される日です。山に杯された「大」「妙」「法」「左大文字」「舟形万灯籠」を表す文字に、夜、炎が灯され、お盆の慰霊の送り火とする…大変美しく幻想的な伝統行事です。ここ数年、コロナ禍における密集回避に配慮し、『五山送り火』の点火は一部のみにとどめられて来ましたが、今年は、3年ぶりの全面点火が発表されています。関東の送り火では、神奈川県箱根町の『大文字焼(だいもんじやき)』も有名ですね。こちらも同じく、明日・8月16日の夜に点火が予定されています。
本日は「火」の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「火照る」ってなんと読む?
「火照る」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:体や顔が熱を帯びて、熱くなります。
<使用例>
「私、恥ずかしくて顔が火照ってきてしまったわ!」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 火照る(ほてる) です。
「火影(ほかげ)」のように、「火」を「ほ」と読む例は多々あり、「火照る(ほてる)」も、そのひとつです。
さて、2問目は、火偏の漢字のクイズです。
【問題2】「燻す」ってなんと読む?
「燻す」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「煙が出るように燃やす。けむらせる。」「すすなどで黒くする。」などを意味する言葉です。
<使用例>
「こういう場所なら、虫よけスプレーより、蚊取り線香を燻したほうがいいんじゃない?」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 燻す(いぶす) です。
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本日は、8月16日、各地でお盆の送り火が行われる日にちなんで、「火」の入った日本語から、
・火照る(ほてる)
・燻す(いぶす)
などの読み方をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/『京都新聞』(2022年6月28日)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)/『神奈川新聞』(2022年8月8日)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱