「素麺」ってなんと読む?「すめん」と読んでいる方、いませんか?
明日8月25日は『チキンラーメン誕生の日(即席ラーメン記念日)』です。昭和33年(1958年)の8月25日は、インスタントラーメンの第1号として日清食品より「チキンラーメン」が販売開始された日。「おいしくて保存が利き、手間がかからず安くて安全」という5つの条件をクリアすることにより晴れて商品化に成功したそう。改めて考えてみると、インスタントラーメンという食品を生み出した日本の技術力、すごいですね。その後の日本のインスタントラーメンの進化も、みなさまご存じの通り、めざましいものがあります。
本日は「麺」に関連する日本語クイズをお送りします。
【問題1】「素麺」ってなんと読む?
「素麺」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:本日のランチに召し上がった方もいらっしゃるかもしれません。
<使用例>
「いろいろな薬味や具材をプラスすると、素麺も立派なごちそうね!」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 素麺(そうめん)です。
改めて漢字を見てみると、「素」という字に「そう」という読み仮名はなく、「素麺(そうめん)」のみの、独特な読み方と言えそうです。それなのに、大変、浸透度の高い熟語(笑)ですよね。当たり前のように使っている言葉も、見直してみると、意外な気づきがございますね。
さて、「素麺(そうめん)」の定義、ご存じですか? 日本農林規格(JAS)では、直径1.3mm以下のものを「素麺(そうめん)」、直径1.3mmから1.7mmのものを「冷や麦(ひやむぎ)」と呼びます。
さて、2問目にまいりましょう。
【問題2】「米粉」ってなんと読む?
「米粉」という日本語の「こめこ」以外の正しい読み方をお答えください。
ヒント:中国や東南アジアの定番メニューです。
<使用例>
「米粉て、実はグルテンフリーで、汁に入れても炒めても良いし、優秀な保存食ね。」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 米粉(びいふん)です。
「米粉(びいふん)」は、みなさまご存じの通り、中国や東南アジアにルーツをもつ、「うるち米からつくった乾燥麺」ですね。日本には、第二次世界大戦中にそのアジア各国から引き上げた日本人により広められた、と言われています。中国読みでは「ミーフェン」ですが、日本の国語の辞書に「米粉(びいふん)」という読み方、しっかりと記載されているのです。現在は欧米でも「ライスヌードル」などと呼ばれ、小麦を使用しないグルテンフリーの食材として注目を集めているようです。
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本日は、8月25日『チキンラーメン誕生の日(即席ラーメン記念日)』のトリビアと、「歯」を部首にもつ漢字の入った日本語から、
・素麺(そうめん)
・米粉(びいふん)
などの読み方についておさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト/ケンミン食品株式会社ウェブサイト
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱