【目次】

【1】ストレートアイロン前髪を内巻きにして流す


完成
完成
サイド
サイド
バック
バック

「うねりやクセのある髪を活かすことで、ふんわりとした柔らかな雰囲気が楽しむことができますよ。束ねた後、前髪・こめかみ・もみあげ部分の3か所を必ず巻いて、バランスの整ったスタイルに仕上げてみてください」(kakimoto arms GINZA トップスタイリスト 友原由維さん)。

<アレンジ方法>前髪とサイドのカールがポイント。ねじりを効かせたアンニュイなアレンジ

「こめかみともみあげは後れ毛風に見せますが、襟足部分はきっちりと後れ毛が出ないように束ねてください。ここが崩れていると、だらしのない印象になってしまいます」(友原さん)。

アレンジ前
アレンジ前

<STEP.1>毛束を左右の側頭部と後頭部の3つに分ける

後れ毛(もみあげ・こめかみ部分の髪・前髪の3箇所)は、束ねないように注意して。

<STEP.2>左右の毛束を握り、それぞれを内側に向かってねじる

5~6回ほどを目安にねじる。

<STEP.3>3つの毛束をひとつにまとめ、ゴムで根元を束ねる

3つの毛束をひとつにまとめたら、根元を1~2回ねじっておくと束ねやすい。

<STEP.4>束ねた部分を隠すように飾りピンをつける

飾りピンのフックを束ねた部分に刺すようにして固定する。

<STEP.5>後頭部から3~4mm毛束をつまみ上げて、ゆるみをつくる

最初にねじった毛束からはつまみ上げない。中央の毛束のみ2~3cmごとにつまみ上げる。

<STEP.6>こめかみ、もみあげはストレートアイロンで根元から内巻きにする

こめかみともみあげは根元から、前髪は毛先のみ内巻きに。

「襟足部分の後れ毛にこのポイントケアスティックを使うと、きれいにまとまります」(友原さん)。

kakimoto arms GINZA トップスタイリスト 友原由維さん
kakimoto arms GINZA トップスタイリスト 友原由維さん

40代に似合う【傷んだ髪でもきれいにまとまるアレンジ術】カールがポイントのアンニュイなスタイルに挑戦!

【2】カールアイロンで外巻きにして流す


完成
完成
サイド
サイド
バック
バック

「毛量があって、うねりやすい方には“シニヨンスタイル”がぴったりです。ピンを使わずにアレンジできるので、まとめ髪が苦手…という方でも気軽に楽しめると思います」(HONEY shibuya 小室里奈さん)。

<アレンジ方法>ヘアアクセ次第でカジュアルにもフォーマルにもなる

「ゴムで束ねきれなかった髪が出てしまうと、きちんと感がなくなってしまうので、束ねる前にクリームやバームをしっかりなじませておくのがポイントです」(小室さん)。

アレンジ前
アレンジ前

<STEP.1>カールアイロンで前髪の中間あたりを外巻きにする

このときアイロンを寝かせず、立てて巻くこと。

<STEP.2>サイドから後頭部にかけて髪の毛先を内巻きにする

毛先を1カール内巻きにする。

<STEP.3>髪の中間から毛先にかけてヘアクリームをなじませる

両手のひらにヘアクリームを広げ、2等分した毛束をねじると、なじませやすい。

<STEP.4>耳たぶあたりにゴムがくるようにひとつに束ねる

ゴムをきつく留めず、最後のひと巻き分のゆとりを残しておく。

<STEP.5>毛束で輪っかをつくり、その毛先をゴムに通す

ひとつに束ねたゴムを広げ、そこに毛束の毛先10cmほどを通す。

<STEP.6>ゴムで束ねた毛先が下になるように、束ねた部分の向きを調整する

束ねた部分を半回転させて、毛先が結び目の下になるようにする。

<STEP.7>毛先を2等分にする

ふたつに分けた毛束の毛先を左右それぞれの手に持つ。

<STEP.8>ふたつに分けた毛束を交差させる

ちょうど結び目の上で交差させること。

<STEP.9>交差した毛先を留めるようにゴムで巻く

毛先がばらけないようにゴムで留めること。

<STEP.10>耳たぶあたりにゴムがくるようにひとつに束ねる

布にワイヤーが入ったデフトバンにお団子を通して、デフトバンの端を持つ。

<STEP.11>デフトバンで結び目を交差させて、布の形を整える

お団子を留めたゴムを隠すように、デフトバンを巻き付けること。

「ご自身でアレンジをすると、どこにピンを留めればいいのか分からない…というお声をよく耳にします。ゴムを使えば束ねたい部分、まとめたい髪を狙って留められるので便利です」(小室さん)。

HONEY shibuya 小室里奈さん
HONEY shibuya 小室里奈さん

40代に似合う【大人のシニヨンスタイル】ピンを使わない&野暮ったくならないアレンジをご紹介!

【3】オイルでつまんで毛束感を出す


完成
完成

髪全体にウエット感を出して束ねる「まとめ髪ウエット」は、シンプルなのにきちんと感とモード感を両立。

<アレンジ方法>オイルをつけて束ねるだけ

ノーセットのままオイルをつけて束ねるだけなので、時間がない忙しい朝の切り札にもなります。

<STEP.1>オイルを10滴ほど手にとる

ヘアアレンジ_2,ミディアムヘア_2,40代 髪型_2
まとめ髪の場合は、髪全体に塗布するので、若干多め(ミディアムで10〜12滴程度)のオイルが必要になる。両手全体に広げておく。

<STEP.2>髪全体にオイルをなじませる

ヘアアレンジ_3,ミディアムヘア_3,40代 髪型_3
スタイリング剤を根元からつけてもいいのはまとめ髪の場合のみ。髪全体にオイルをなじませたあと、両手でトップをタイトに抑える。

<STEP.3>コームを使ってタイトにまとめる

ヘアアレンジ_4,ミディアムヘア_4,40代 髪型_4
コームでとかしながら、髪全体を襟足に集めてひとつ結びに。「まとめ髪ウエット」はとことんタイトに仕上げるのが洗練の秘訣。

<STEP.4>後れ毛をつまんで毛束感を出す

ヘアアレンジ_5,ミディアムヘア_5,40代 髪型_5
額やこめかみなどの後れ毛をオイルが残った指先でつまんでごく細い毛束感を出し、タイトさのなかに柔らかなニュアンスをひとさじ。

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【4】マスカラで後れ毛に濡れ感を出す


完成
完成

顔周りに多めに後れ毛を残すまとめ髪は、後れ毛の根元から毛束感を出すことが、お疲れ顔とは無縁の仕上がりを叶える秘訣に。

<アレンジ方法>まとめた髪にオイルをつけマスカラで濡れ感を

根元から毛束感を出すのに活躍するのが、アホ毛用のヘアマスカラ。マスカラのコンパクトなブラシが後れ毛の根元にフィットし、ペッタリさせることなく、絶妙な毛束感を演出することができるのです。

<STEP.1>まとめた髪にオイルをつける

ヘアアレンジ_2,ロングヘア_2,40代 髪型_2
髪をまとめたあと、オイルを2〜3滴両手に広げ、トップをなでるように軽く抑える。パサつきを解消しながらまとまりを与えます。

<STEP.2>マスカラで後れ毛に濡れ感を

ヘアアレンジ_3,ロングヘア_3,40代 髪型_3
後れ毛の根元の内側にマスカラのブラシを当ててそのまま毛先に向けてスライド。根元から毛束感と濡れ感が出てこなれた印象に。

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【5】太めのカールアイロンで巻きボリュームを出す


完成
完成

簡単に完成するひとつ結びですが、結ぶ高さや顔周りのニュアンスづくりなどポイントをおさえておかないと、若づくりな印象を与えてしまったり、ただの貧相なひっつめに見えてしまったりするので注意が必要です。

<アレンジ方法>少し高めで束ねるときは、トップのボリュームが必須

ひとつ結びは束ねる位置が高くなるほどカジュアルな印象に。

<STEP.1>全体的に巻く

ヘアアレンジ_3,40代 髪型_3
太めのカールアイロンを前髪の根元までリバースに巻き込みカールを。サイド〜バックもランダムに巻いておく。トップをつぶさないよう束ね、スプレーでスタイルキープを。

<STEP.2>耳の高さで束ねる

ヘアアレンジ_2,40代 髪型_2
ぼんのくぼ(うなじ中央のくぼんだ部分)より5cmほど上の耳の高さで束ねる場合は、トップに高さを出してエレガントさを加えてカジュアル感を緩和させると、バランスよくきまります。

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