本誌未公開カット&WEBオリジナルインタビューを公開!
公開中の映画『アキラとあきら』では、俳優・横浜流星さんと共演されています。共演されての感想は?
「共演シーンでは、監督や流星くんと何度も相談しました。良いものにしたいという気持ちがお互いに強くにじみ出ていて、高い熱量で一緒に作品を作れたと思います。流星くんには、目から感じる強さがあって、それがすごく魅力的だなと思います。すごくいい男です」
横浜さん以外にも実力のあるキャストが脇を固めています。他キャストとの現場でのエピソードなどありますか?
「そうですね、江口洋介さんには現場でたくさんコミュニケーションを取らせていただきました。ご自身の若い頃のお話をいろいろとうかがいましたが、『今が一番楽しい』とおっしゃっていたのが印象的です。俳優は息が長い職業です、50代からの自分を思い描いて、一層奮い立ちました」
この作品で"いちばん難しかったこと"を教えてください。
「世の中にはいろんな仕事があって、いろんな立場の人たちがいる。今回の作品は銀行が舞台ですが、どんな仕事をしていても心の底から辛い、ということが必ずあると思います。その強い感情を大事にしながら演じましたが、限られた台詞やシーンの中でそれを表現するのが難しかったです。また、僕が演じる"アキラ"、そして周りのキャラクターが、どういう価値観で、どういう生き方をしたら、仕事をしている姿が美しく伝わるのか、というのを常に意識して演じていました」
作中では、親子や家族のつながりが描かれています。ご自身が家族の絆を感じたエピソードは?
「僕は、3人兄弟の長男ですが、このまえ僕の誕生日に、なんにも約束してないのに、ふらっと妹と弟が家に来たんです。しかも、それぞれが別々に。あ、なんか、兄弟っぽいなって思いました(笑)。普段頻繁に連絡を取るわけではないんですけど、こういうときの以心伝心は、兄弟だもんなあ、って。せっかく来たのに弟はすぐに帰っちゃって(笑)。その気を使わない感じも含めて、兄弟っぽいですよね」
ほっこりするエピソードですね! では最後に、プライベートで心がけていることは?
「特に心がけているわけではないんですが、家での時間を大切にしています。家に帰ったら、水槽を掃除するのが日課。昨日は雨だったから、家に飾るお花を買いに行きましたね。あとは、自分で淹れたコーヒーをマイボトルで持ち歩いてます。自分の時間を持つことで、心を整えているのかもしれませんね。」
『アキラとあきら』大ヒット公開中!
「半沢直樹」「陸王」など数々のベストセラーを生み出してきた日本を代表する作家・池井戸潤。その映像化作品はどれも大ヒットを記録し、いまや「池井戸ワールド」の勢いはとどまることを知らない。そして、今回、傑作小説として名高い「アキラとあきら」が満を持して映画化!対照的な宿命を背負った二人の若者、〈アキラ〉と〈あきら〉が、【情熱】と【信念】を武器に【現実】に立ち向かう、全世代感動の大逆転エンターテインメント‼
【あらすじ】父親の経営する町工場が倒産し、幼くして過酷な運命に翻弄されてきた山崎瑛〈アキラ〉。大企業の御曹司ながら次期社長の椅子を拒絶し、血縁のしがらみに抗い続ける階堂彬〈あきら〉。運命に導かれるかのごとく、日本有数のメガバンクに同期入社した二人は、お互いの信念の違いから反目し合いながらも、ライバルとしてしのぎを削っていたが、それぞれの前に〈現実〉という壁が立ちはだかる。〈アキラ〉は自分の信念を貫いた結果、左遷され、〈あきら〉も目を背け続けていた階堂家の親族同士の骨肉の争いに巻き込まれていく。
そして持ち上がった階堂グループの倒産の危機を前に、〈アキラ〉と〈あきら〉の運命は再び交差する ‒‒
【原作】池井戸潤『アキラとあきら』(集英社文庫刊)/
【監督】三木孝浩 /【脚本】池田奈津子 /【音楽】大間々昂 /
【出演】竹内涼真 横浜流星
髙橋海人(King & Prince) 上白石萌歌 児嶋一哉
奥田瑛二 石丸幹二 ユースケ・サンタマリア
江口洋介 ほか
※ 高橋海人さんの「高」は「はしごだか」が正式表記。
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- 竹内裕二
- STYLIST :
- 徳永貴士
- HAIR MAKE :
- 吉村 健
- WRITING :
- 佐藤久美子
- EDIT :
- 安村 徹・福本絵里香