「説破」ってなんと読む?「せつは」ではありません!
明日・10月7日は、ミステリー小説の先駆者として知られる、エドガー・アラン・ポー氏の忌日です。1849(嘉永2)年の同日に亡くなったポー氏が、1845(弘化2)年に発表した『モルグ街の殺人』は、世界初の推理小説と言われており、ポー氏の忌日は『ミステリー記念日』とも呼ばれているようです。
本日は「小」「説」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「小体」ってなんと読む?
「小体」という日本語の「しょうたい」以外の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「小体(しょうたい)」は医学用語ですが、このクイズで問われる別の読み方では「こぢんまりしてつつましいこと」という意味になります。
<使用例>
「今は小体な新居でのミニマルな生活が心地いいの」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 小体(こてい)です。
「小体(こてい)」の反対語は「大体(おおてい)」で、こちらは「ものごとを大げさ、派手にするさま」「豪勢」を意味します。現在はミニマリストなど、クレバーに質素を楽しむ生活が注目されていますので、「小体(こてい)」という言葉、覚えておくと良さそうです。
さて、2問目にまいりましょう。
【問題2】「説破」ってなんと読む?
「説破」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「ときふせること。言い負かすこと」という意味の言葉です。
<使用例>
「彼があまりに自分勝手な解釈をするので、説破したわ」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 説破(せっぱ) です。
「説破(せっぱ)」は「論破(ろんぱ)」の同義語です。昨今は「論破(ろんぱ)」という言葉のほうがポピュラーな印象ですね。議論の場では語彙力が高いほうが有力に見えますので、誰かを論破したいときなど、あえて「説破(せっぱ)」という言葉を使ってみるのも、ひとつの手かもしれません(笑)。
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本日は、10月7日、ミステリー小説のパイオニアであるエドガー・アラン・ポーの忌日にちなんで、「小」「説」という字の入った日本語から、
・小体(こてい)
・説破(せっぱ)
の読み方についておさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)/『日本の古本屋』ウェブサイト(東京都子書籍商業協同組合)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱