初心者にこそおすすめ!現代アートギャラリーの楽しい歩き方

現代アートに興味が湧いたら、ぜひギャラリーに足を運んでみましょう!作家や作品を知らなくても、買うつもりがなくても、臆することはありません。中村さんと一緒にいざ、 ギャラリー探訪へ!

中村 志保さん
(なかむら・しほ)ロンドン大学ゴールドスミス校メディア学修士課程修了。『美術手帖』編集部を経てアート専門のエディター・ライターに。「アートで世界の今を知る」をコンセプトとするオンラインメディア「ARTnews Japan」(https://artnewsjapan.com/)の立ち上げに参加。

伺ったのは、表参道ヒルズの裏手、スタイリッシュなビルにある「MAKI Gallery」。学生と思しき男女が次々と訪れていました。

MAKI Galleryを訪れたエディター・ライターの中村 志保さん
左/「MAKI Gallery」オーナーの牧さん

オーナーの牧さんは、「展示内容にもよりますが、幅広い層の方がいらっしゃいます。ギャラリーは基本無料ですから、気軽に入って、興味が湧かなければすぐ出てもいいんですよ。ギャラリースタッフは何も気にしません(笑)。僕自身、個人コレクターでもあるので、ほかのギャラリーもよく行きますが、アーティストのことも作品のこともどんどん質問します」とのこと。

「MAKI Gallery」
表参道のほか、天王洲にもオーナーのコレクションを展示するスペースが。現代アートに触れる機会を増やしている。
MAKI Galleryを訪れたエディター・ライターの中村 志保さん
 

中村さんは、「このギャラリーには応接室のようなスペースがあって、実際に家で作品を飾ったときのイメージが湧きやすいんですよね」と、棚に飾られた小さめの作品を思わず吟味。

MAKI Galleryを訪れたエディター・ライターの中村 志保さん
作品が間近で鑑賞できるのもギャラリーならでは。サイズ感もよくわかる。「このワニは自宅に飾るには大きすぎますね(笑)」

「“自分のものにする”喜びはまた格別。現代アートは、ひとつ買うと、一気にハマる人が多いんですよ」と熱く語る牧さん。現代アートの楽しさが垣間見えました。


撮影時の展覧会は…

「タムラサトル ワニがまわる理由(ワケ)は、聞かないでほしい」
大学3年生のとき思いついて以来、約30年にわたりさまざまなバリエーションで「まわるワニ」を創出し続けるタムラサトル。東京・大阪2会場で1000匹以上が回転(展示はすでに終了)。

【MAKI Gallery】

住所/東京都渋谷区神宮前4-11-11 
TEL/03-6434-7705 
営業時間/11:30〜19:00 
定休日/日曜・月曜

PHOTO :
篠原宏明
EDIT&WRITING :
剣持亜弥(HATSU)、喜多容子(Precious)
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