「頭巾」ってなんと読む?「あたまはば」ではなく…今冬のトレンドです!
明日・11月7日から、二十四節気の「立冬(りっとう)」に入ります。暦(こよみ)の上で「冬」になるわけです。ということで、本日は「冬の季語」から日本語クイズをお送りします。
【問題1】「雲腸」ってなんと読む?
「雲腸」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「鱈(たら)の白子」の異名です。
<使用例>
「昨年こちらのお店でいただいた、雲腸の茶碗蒸しが忘れられなくて…」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 雲腸(くもわた)です。
「雲腸(くもわた)」とは、冬の珍味・鱈の白子の別名で、色が白く、空にうかぶ雲のような見た目から、こう呼ばれます。和食には「目でも味わう」部分もございます。食材の特徴を見た目で表現する文化は、おおいに継承してまいりたいですね。大人の語録としてインプットいたしましょう。
さて、2問目にまいります。
【問題2】「頭巾」ってなんと読む?
「頭巾」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:今冬、大ヒット中のファッションアイテム「バラクラバ」も、これの一種です。
<使用例>
「今年はお若い方が、よく、カラフルな頭巾をお召しになっているわね」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 頭巾(ずきん)です。
童話の『赤頭巾(あかずきん)』は有名ですが、昨今では「赤ずきん」とひらがな表記される事も多いので、
「頭巾(すきん)」という字が読めない方もいらっしゃるようです。「巾(キン)」は、「布巾(ふきん)」などにも使われる読み方です。今冬は、パーカーのフード部分が独立したファッションアイテムになったようなバラクラバが大ヒット中ですね。バラクラバはもともと「冬のアウトドアで防寒対策として使用するフードウォーマー」で、いわゆる「目出し帽」のような形状のものもその範疇ですが、トレンドアイテムとしては、フードウォーマー状のものが人気を博しているようですね。
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本日は、11月7日からの「立冬」にちなんで、「冬の季語」から、
・雲腸(くもわた)
・頭巾(ずきん)
の読み方についておさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/国立天文台ウェブサイト/『きごさい歳時記』ウェブサイト(NPO法人季語と歳時記の会)/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱