「百夜」ってなんと読む?「びゃくや」「ひゃくよる」ではありません!
明日・11月14 日は『人生100年時代の日』です。11(いい)14(とし)の語呂合わせで、「人生100年時代を迎えるにあたり、自分の健康を見つめ直す日」とされています。この日をきっかけに、生活習慣を見直してみてはいかがでしょうか?
本日は「百」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「百歳」ってなんと読む?
「百歳」の「ひゃくさい」以外の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「ひゃくねん。ひゃくさい。転じて、多くの年。長い年月」などの意味をもつ言葉です。
<使用例>
「この石碑は、この地の百歳の歴史を見守って来たのでしょうね…」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 百歳(ももとせ) です。
「百」は「数字の100」のほか、「多くの」「たくさんの」「「もろもろの」という概念も表現することがあり、「百歳(ひゃくさい)」は、「100歳」という年齢を意味しますが、「百歳(ももとせ)」と読むと、年齢だけでなく、ケースによって「長い年月」を表現する言葉になります。
さて、2問目にまいりましょう。
【問題2】「百夜」ってなんと読む?
「百夜」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「多くの夜。幾夜も幾夜も続くこと」という意味の言葉です。
<使用例>
「これまで眠れぬ百夜を過ごしてきたけれど、やっと決心がついてすっきりしたわ!」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 百夜(ももよ)です。
「百夜(ももよ)」も「百」を「もも」と読む言葉で、この場合の「百」は「数字の100」よりも「概念としての多さ」を表現しています。ちなみに「真夜中でも薄明るい天候」を意味する「びゃくや」の表記は「白夜」です。こちらは「白」を「びゃく」と読む例ですので、見た目は「百夜(ももよ)」と似ていますが、混同なさらないようお気を付けください。
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本日は、11月14日『人生100年時代の日』にちなんで、「百」という字の入った日本語から、
・百歳(ももとせ)
・百夜(ももよ)
などの読み方をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱