既存のアプローチにとらわれることなく、クリエイティブなエッセンスが施されたエルメスのジュエリーコレクションは、自由なムードや軽やかさの象徴として存在感を放ちます。新たに登場する「シェーヌ・ダンクル・カオス」と「アダージュ」は、しぐさを優美に見せる「シェーヌ・ダンクル」のチェーンからインスピレーションを受けたデザインです。
エルメスは1837年以来、馬具の制作を通じてチェーンのデザインに磨きをかけていきました。しなやかでタフなチェーンは、無限の可能性を秘めており、エルメスのジュエリーやアクセサリーになくてはならない存在です。
既存のジュエリーの枠にとらわれない大胆なフォルムで、女性の内面を照らす輝きは、まさに「騎士精神のジュエリー」。ジュエリーのメティエ(部門)のクリエイティブ・ディレクター、ピエール・アルディがメゾンの伝統的なモチーフに再解釈を加えた、リング&ピアスの4点をご紹介します!
ピンクゴールドとダイヤモンドが輝く、エスプリがきいたリング&ピアス
■1:多面的な魅力を備えた「シェーヌ・ダンクル・カオス」のリング
誕生から80年以上も愛され続ける「シェーヌ・ダンクル」のモチーフに、繊細なチェーンが美しいコントラストを放つ「シェーヌ・ダンクル・カオス」リング。指にはめると、3連のリングをしているかのような優美なフォルムが浮き立ちます。
「シェーヌ・ダンクル」のコマのフォルムが繊細なチェーンと重なり、リズミカルなアクセントを添えています。肌が透けるバランスも絶妙で、ピンクゴールドとダイヤモンドのレースまとっているかのような、表情豊かなデザインが魅惑的。
■2:しなやかな流線美を描く「シェーヌ・ダンクル・カオス」のシングル・ピアス
耳の縁をつたって、流線的な軌道を描く「シェーヌ・ダンクル・カオス」ピアス。上部のサークル部分を耳たぶの縁にはめ、下部の「シェーヌ・ダンクル」のコマ部分をピアスホールにはめて楽しむユニークなデザインが、表情をフレッシュに彩ります。
1937年、4代目ロベール・デュマがフランス・ノルマンディ地方を散策していた際に、“船の錨鎖”に目を留め、その普遍的なバランスと美しさから着想を得て「シェーヌ・ダンクル」が誕生しました。金属同士の奏でる響きの心地よさに加え、馬具工房として培われたチェーン作りの独自性が調和したデザインは、現在もエルメスを代表するジュエリーとして愛されています。
■3:手元に個性を授ける「アダージュ」のダブルフィンガー・リング
2本の指にまたがるように着用する「アダージュ」のダブルリング。「シェーヌ・ダンクル」のモチーフをベースに、まるで現代彫刻のようなコンテンポラリーなフォルムへと進化した最旬リングが、おしゃれ心を刺激します。
パヴェダイヤモンドが敷き詰められたコマ&バーのデザインと、ピンクゴールドのプレーンなコマが連なり、絶妙なコントラストが楽しめるのも魅力。ダブルリングであっても、自由に指先が動くように計算されています。
■4:独創的なフォルムに魅了される「アダージュ」のピアス
パヴェダイヤモンドが煌めく「シェーヌ・ダンクル」のコマが、耳元を美しく演出する「アダージュ」のピアス。曲線を描く上部のバーを耳のくぼみに掛けるようにして楽しむ画期的なデザインです。
独創性がありながらも、職人技によって生まれた精緻なフォルムが上品な印象へと導きます。シンプルで上質な装いに、ピンクゴールドとダイヤモンドが共鳴し合う「アダージュ」ピアスを添えれば、エスプリがきいたスタイルが完成します。
馬具のルーツを大切に受け継ぎながらも、自由でクリエイティブなデザインで進化し続けるエルメスのジュエリー。名品「シェーヌ・ダンクル」を軸に、モダンなアプローチが施された「シェーヌ・ダンクル・カオス」と「アダージュ」のコレクションが、しぐさを美しく、軽やかに演出します。生彩を放つエルメスのジュエリーは、身につける人の個性を代弁する存在です。
※掲載した商品は、すべて税込です。
問い合わせ先
- PHOTO :
- 大原敏政(aosora)
- WRITING :
- 川口夏希(NTK CREATIONS)