超難読!「巧婦」ってなんと読む?「こうふ」ではなく意外な読み方です!
本日・11月22日は『いい夫婦の日』、そして明日・11月23日は『いい夫妻の日』です。11(いい)22(ふうふ)、11(いい)23(ふさい)の語呂合わせですが、夫婦関連の記念日が続きますね。ということで本日は「夫」「婦」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「夫夫」ってなんと読む?
「夫夫」の読み仮名4文字の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「おのおの」や「めいめい」などの意味をもつ言葉です。
<使用例>
「私の両親は、昔から自宅に、夫夫の個室を持っていたわ」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 夫夫(それぞれ)です。
「夫」という字には「それ」という読み方もあるのです。ご存知でしたか? 辞書に確実に掲載されている「夫夫」の読み方は「それぞれ」ですが、現代は「婚姻関係または同等の関係のある男性同士」を指し、「夫夫(ふうふ)」と読むケースも出てきております。
さて、2問目にまいりましょう。
【問題2】「巧婦」ってなんと読む?
「巧婦」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:野鳥「ミソサザイ」の別名です。
<使用例>
「ええ?この読み方で『巧婦』と書くの?不思議!」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 巧婦(たくみどり)です。
「巧婦(たくみどり)」=ミソサザイは、日本で見られる鳥類でもっとも小さい品種のひとつとされています。巣を作ることが巧みな鳥なので、漢名で「巧婦鳥」とついたそう。まめまめしく家事をする小柄な婦人を連想させたのかもしれません。「巧婦(たくみどり)」は、俳句の冬の季語になっています。「巧婦鳥」から「鳥」という字をとっても「巧婦(たくみどり)」と読ませるところは、日本的な言葉遊びの妙といえそうです。
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本日は、11月22日は『いい夫婦の日』、11月23日『いい夫妻の日』にちなんで、「夫」「婦」という字の入った日本語から、
・夫夫(それぞれ)
・巧婦(たくみどり)
の読み方をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト/『きごさい歳時記』ウェブサイト(NPO法人季語と歳時記の会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱