「有象無象」ってなんと読む?「ゆうしょうむしょう」などの誤読に注意!
明日は11月27日。ツ(2)ナ(7)の語呂合わせで、毎月27日は『ツナの日』です。ツナ=鮪(まぐろ)のお刺身や、缶詰などの加工品のセールも多いようですよ。
ということで、本日はまず「鮪」という字の入ったクイズから始めましょう。
【問題1】「鮪節」ってなんと読む?
「鮪節」という日本語の、読み仮名4文字の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「まぐろの身を干し、鰹節(かつおぶし)のように製したもの」のことです。
<使用例>
「だしに使った鮪節の味を言い当てるとは、その方は相当な食通ね!」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 鮪節(しびぶし)です。
通称的には「まぐろぶし」とも呼ばれているようですが、辞書で調べますと「鮪節(しびぶし)」と掲載されています。さて「鮪節(しびぶし)」のお味も気になりますね。「鰹節」よりも主張が控え目、しかしうまみがあるので、「糸削り」で食材にかけたりする使い方が多いとか。おだしに使用すると、「ほんのりしたうまみ」がさりげなく、素材の味をひきたたせるような役割をするそうです。
ぜひ試してみたいですね。
さて、2問目は「鮪」という字の部首に入っている「有」という字の入った四字熟語のクイズです。
【問題2】「有象無象」ってなんと読む?
「有象無象」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「とるに足らない種々雑多な人々。多く集まったつまらない連中」などの意味をもつ言葉です。
<使用例>
「最初に書類審査があるなら、有象無象と思われないような書き方を工夫すべきよ!」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 有象無象(うぞうむぞう)です。
「有象無象(うぞうむぞう)」は「多く集まったつまらない者たち」を意味する、ネガティブイメージの言葉です。大人の会話や文章にしばしば登場する四字熟語ながら、昨今では誤読例も多いようなので、改めておさらいしてみました。
※特殊な例として「仏教用語「有相無相(うそうむそう)」の同義語として使用されることもございます。その場合も読み方は「有象無象(うぞうむぞう)」です。
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本日は、毎月27日の『ツナの日』にちなんで、
・鮪節(しびぶし)
・有象無象(うぞうむぞう)
の日本語の読み方をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/新潟県ウェブサイト/越中松前昆布本舗ウェブサイト
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱