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広尾の場所は?「最寄り駅」と「地図」
広尾は東京都渋谷区の町名のひとつで、広尾1丁目から5丁目まであります。広尾駅を出ると目の前を通る外苑西通りを挟んで西側が「広尾」。東側は港区です。下町情緒のある広尾商店街を抜けると高台へと向かう坂があり、その先の2丁目から3丁目あたりには閑静な住宅街がひろがり、高級住宅やマンションが並んでいます。
広尾の「最寄り駅」
最寄駅は、東京メトロ日比谷線の通る広尾駅や、JR山手線、埼京線、湘南新宿ラインの通る恵比寿駅。広尾駅から六本木駅までは1駅3分で、渋谷駅までは1回の乗り換えで12分程度で到着できます。渋谷駅までならバスも便利です。実は、広尾エリアはバスの運行ルートが充実していて、渋谷駅だけでなく、品川や新橋まで行けるものも。本数も多く、不便を感じさせません。
広尾の「場所」は?「地図」
広尾の「歴史」と「由来」
広尾の「歴史」
広尾4丁目にある日本赤十字医療センターや聖心女子大学があるあたりには、江戸幕府の要職についていた堀田備中守正俊(ほったびっちゅうのかみまさとし)のお屋敷がありました。現在でも港区西麻布4丁目と渋谷区広尾4丁目の間には「堀田坂」という坂があり、歴史を感じることができます。堀田家の下屋敷に向かって上る坂から、この名がついたとか。そして、大正時代になると、皇族で陸軍軍人の久邇宮家邦彦王(くにのみやくによしおう)がこの敷地に移り住みます。聖心女子大学内には、大正13年に建築された旧久邇宮邸の御常御殿(おつねごでん)と小食堂が保存されており、国の重要文化財に指定されています。
広尾の「由来」
昔はツクシ(土筆)が生えていて、「土筆ヶ原」といいました。広大な野辺だったこの場所はその後「広野」と呼ばれるようになり、江戸時代前期に行われた検地のころから「広尾」と呼ばれるようになったそう。
広尾の「魅力」
■1: 静かで落ち着いた雰囲気がある
広尾2丁目・3丁目あたりは第1種低層住居専用地域。 良好な住環境を守るため、低層住宅のための地域とされていて、建てられる建物には高さ制限があります。この辺りは坂が多く、静かで落ち着いた雰囲気のある住環境です。各国大使館や、デザイン性の高い高級マンションが立ち並んでいてそこかしこに高級感が漂います。
■2: 学校が多い文教エリア
聖心女子大学、日本赤十字看護大学広尾キャンパス、東京女学館小学校、中学校・高等学校などの名門校が集結。聖心女子大学の歴史は古く、聖心女子学院高等専門学校(英文科)開校が大正5(1916)年のこと。美智子上皇后をはじめ、たくさんの著名人を輩出しています。また、天現寺橋交差点の南東には、私立の名門小学校、慶應義塾幼稚舎があります。
幼児教育も盤石です。麻布にある若葉会幼稚園と南麻布にある愛育幼稚園は、港区三田にある枝光会附属幼稚園とともに、難関小学校へのお受験に強い「御三家幼稚園」と称されている幼稚園。そのほかにも、麻布山幼稚園、麻布みこころ幼稚園など、教育熱心なご家庭の子女が通う幼稚園が多く、教育環境が自然と整います。
■3: 恵比寿や六本木が近いのでお買い物に便利
恵比寿駅や六本木駅は1駅で行くことができます。恵比寿駅には商業棟がリニューアルした恵比寿ガーデンプレイスや、洋服や雑貨などがそろう恵比寿駅直結のアトレ恵比寿が、六本木駅はハイブランドがそろう六本木ヒルズや東京ミッドタウンがあり、ショッピングには困ることがなさそう。おしゃれなカフェや有名レストランもそろっているので、朝から夜まで広尾ライフをエンジョイできそうです。
広尾は高級住宅地として有名で人気の街。なぜかと紐解いていけば、子どもの教育に力を注げる豊かな教育環境や、家族が住み心地のよい住環境があるからこそだとわかりました。高台にあり開放感のある街並みを一度歩いてみませんか。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- AC,EIKO YANAGIBORI
- WRITING :
- 柳堀栄子