国内出張など、遠出する機会が復活してきたこの頃。せっかくなので、延泊してプライベートな時間を楽しみたい、という声も多く聞かれます。
雑誌『Precious』1月号では「2泊3日の『スマートワードローブ』」を特集。2泊3日の国内出張+延泊をイメージしたワードローブと着こなしを提案しています。
今回は、おしゃれ賢者のコーディネート&ワードローブを支えるTIPSをご紹介します。
2泊3日の「Myスマートワードローブ」【おしゃれ賢者編】
洗練されたライフスタイルとおしゃれに注目が集まる“プレシャスキャリア”のおふたりに、2泊3日のワードローブと着こなしに加え、それにまつわるこだわりを教えていただきました!
ライフ・エナジャイザーで「NORH」代表取締役の植原ほのさんと、料理家で「HITOTEMA」主宰の谷尻直子さんの「スマートワードローブ」をご紹介します。
植原ほのさんの「Myスマートワードローブ」
■:DAY1・日中|黒×ネイビーのシックな装いに存在感のあるジュエリーを
都内から移動して、ホテルのスイートルームでセッティング、顧客をもてなす1日目の日中。
「あくまで主役はお客様ですから、シックな配色が基本。“ロゼッタ ゲッティ”の黒ジャケットや“ピエール・バルマン”のネイビータンクトップで品よくまとめます。“パルトウ”の黒パンツは、ワイドシルエットがエレガントで動きやすい。“サイモン・アルカンタラ”のピアス、ネックレス、バングルで華やかなアクセントをつくります」
■:DAY1・夜|服やジュエリーをアレンジしてドレスアップムードに!
前職も含め、20年以上もの付き合いの顧客の方もいて、一緒にディナーを楽しむことも。
「服は昼間と同じですが、着方やジュエリー使いで表情をチェンジ。ジャケットは肩掛けor手持ちにして、シルクタンクトップの艶感を際立たせます。ピアスは“サイモン・アルカンタラ”の大ぶりのものに、ネックレスはアレンジを変えて、夜のシーンにふさわしい装いに。“ステラ マッカートニー”のチェーンバッグで煌めきを加えます」
■:DAY2・日中|ジュエリーが煌めく大人カジュアルで島巡りを堪能
プライベートな時間を楽しむ2日目は、近くの島まで足を延ばすことも。
「その土地を知りたいので、徒歩やレンタルサイクルで気ままに巡るのが好き。そんなときは、自然の中でもなじむ色や素材の服を選びます。“プロエンザスクーラー”の柔らかなニットとショルダーバッグ、“ミハラヤスヒロ”のデニム、“ナイキ”のスニーカーでヘルシーに。ボリューミーなリングや、遊び心のあるイヤカフでリッチなエッセンスを加えます」
■:DAY2・夜|現地でのひとりディナーこそ華やかな着こなしで楽しむ
2日目はその土地らしさが味わえるお店でディナーを楽しむ、という植原さん。ドレスアップして行くと地元の人も喜んでくれて、会話のきっかけも生まれるそう。
「日中はアクティブに動くので、一度ホテルに戻り、シャワーを浴びて着替えます。“プルーン・ゴールドシュミット”のグリーンのシルクブラウスに“ザ・ロウ”のダークグリーンパンツ、“ヤエル・ソニア”の揺れるピアスや“サイモン・アルカンタラ”のイヤカフで華やかに」
■:DAY3|リボンタイが小粋なジャケットスタイルで都内へ
都内に戻る日は、着心地がよくて、仕事スイッチが再びオンになるようなコーディネートで。
「ジャケットは1日目のものを着回し。ジャージー素材なので着ていてラクでシワにならず、出張向き。インナーは“ポステレガント”の透け感のあるウールニットを。ネックレスの代わりに“サンローラン”のリボンタイで、メンズライクな品のよさを効かせます。“バレンシアガ”のバッグは、金具やジップまでALLブラックというところが好み」
【詳細記事はこちら】【おしゃれ賢者の出張ワードローブ】「NORH」代表取締役・植原ほのさん『愛するジュエリーで自分らしく、柔軟に』
〈植原ほのさんの「スマートワードローブ」を支える4TIPS〉
■1:スタイリッシュで機能的な一枚が味方「軽やかなブラックコート」
旅スタイルに羽織るのはこのコート、と植原さん。「“パトゥ”のコートは今シーズン購入。スポーティですが、ゴールドジップやふっくらした袖のおかげでエレガントに着られます。オーバーサイズのシルエットも今っぽくて、重ね着しやすいのも優秀。ナイロン素材でレインコートにも」
■2:旅おしゃれのイメチェンに効果的!「お気に入りのジュエリー」
「服に比べてかさばらないし、全体の雰囲気を変えられて、なにより自分の気分が上がるので、ジュエリーはお気に入りをたっぷりと持参。愛用のジュエリーケースは、随分前にイタリアで購入したもの。ボロボロなのですが、やっぱり使いやすくて…」
■3:ミニマルなルックスと使いやすさに惚れる「“リモワ”のスーツケース」
「小回りがきいて軽くて丈夫、やっぱり抜群に使いやすいので“リモワ”のポリカーボネート製のスーツケースを愛用中。オールホワイトの『Cabin S』なら機内持ち込みもできるうえ、携えている姿も軽やか。オンにもオフにも合う、爽やかさもセレクトポイントです」
■4:今の気分を託せる少数精鋭コンビ「スニーカー&フラットシューズ」
「2泊3日の靴は、着用1足+スーツケースに1足の計2足。“ザ・ロウ”のフラットシューズは、柔らかなレザーによる履き心地のよさと、ドレスアップにも合う女らしいシルエットが魅力。“ナイキ”のスニーカーは、張り出したソールでモダンな足元に!」
【詳細記事はこちら】〈おしゃれ賢者の出張アイテム〉「NORH」代表取締役・植原ほのさんの「スマートワードローブ」を支える4TIPS
谷尻直子さんの「Myスマートワードローブ」
■:DAY1・日中|クリーンかつ心地よい装いで移動→講演会を乗り切る
谷尻さんの定番アイテム、白のノーカラーブラウスを軸に“トーガ プルラ”のアシメトリーなプリーツスカートや“セリーヌ”のヴィンテージバッグでひとひねり。
「“ローヘン”のブラウスは、今シーズン購入。立体的なデザインのおかげで一枚でも映え、人前に立つ場面でも重宝しています。脚さばきのいいプリーツスカートや“エルメス”の厚底ローファーを合わせると、移動中もノンストレスで過ごせて、品のいい着こなしに」
■:DAY1・夜|出張先でのビジネスディナーにはオールインワンを指名
谷尻さんの定番アイテム、白のノーカラーブラウスを軸に“トーガ プルラ”のアシメトリーなプリーツスカートや“セリーヌ”のヴィンテージバッグでひとひねり。
「“ローヘン”のブラウスは、今シーズン購入。立体的なデザインのおかげで一枚でも映え、人前に立つ場面でも重宝しています。脚さばきのいいプリーツスカートや“エルメス”の厚底ローファーを合わせると、移動中もノンストレスで過ごせて、品のいい着こなしに」
■:DAY2・日中|出張先でのビジネスディナーにはオールインワンを指名
仕事のリサーチと趣味を兼ねて、茶屋や器屋を巡る2日目。
「アクティブに動く日は“ユナイテッドアローズ”のウール素材のドローストリングパンツに“コンバース×ノンネイティブ”のスニーカーが鉄板。エコファーコートや“ローヘン”のノーカラーブラウスも含め、全体が優しい色合いなので“マーク ジェイコブス”のロゴトートをポイントに。ブラウスは昨日と同じもので、ホテルのクリーニングサービスもよく利用します」
■:DAY2・夜|キャッチーなニットを主役にホテルディナーへ
“ラインヴァンド”のニットは、ショルダーのふんわり感が愛らしい一枚。
「仕事柄、料理をする機会が多く、デザイン性の高い服はなかなか着られない。その反動か、外食時は“料理するのに向かない服”を着たくなるんです。旅先というシチュエーションも相まって、非日常を感じられる瞬間かもしれません。“メゾンスペシャル”の鮮やかなピンクのミニ巾着バッグをアクセントに、大人の遊び心が香る着こなしを目指しました」
■:DAY3|ボートネックトップスを重ねた暖かな服装で帰路へつく
防寒対策としてカーディガンを羽織る代わりに、谷尻さんが取り入れているのがウールのボートネックトップス。
「私の定番である、ブラウスやタートルニットに重ね着しやすくて、カーディガンより新鮮な印象になるのが魅力的。今シーズン“クラネ”で購入しました。ボトムは1日目と同じ“トーガ プルラ”のネイビープリーツスカート。シワになりにくいし絶妙なモード感が出るので、旅のワードローブに欠かせないアイテムです」
【詳細記事はこちら】〈おしゃれ賢者の出張ワードローブとは?〉料理家・「HITOTEMA」主宰の谷尻直子さん『気持ちが高まるおしゃれで非日常感を味わう』
〈谷尻直子さんの「スマートワードローブ」を支える4TIPS〉
■1:仕事もディナーもこの3つがあれば!「バッグ3種類」
「常にスケッチブックや本、ペンケースなども持ち歩くので、収納力のある“マークジェイコブス”のトートバッグが便利。白バッグは“セリーヌ”のヴィンテージ。合わせるだけで、着こなしに自分らしさが宿る気がしてお気に入り。“メゾンスペシャル”のピンクバッグは、華やかさが欲しい場面で活躍!」
■2:くつろぎの時間をさらに上質に導く「シルクのパジャマ&見せソックス」
「良質な睡眠のために、パジャマは必ず持参。ルームウエアブランド“イーアールエム”のシルクパジャマは、肌触りがよくてぐっすりと眠れます。また、冷え防止のソックスもマストアイテム。ホテルの部屋からそのまま出かけられるデザインをセレクトします」
■3:ふんわりした質感が愛らしい♡「エコファーのコート」
「“クラネ”で今年購入したエコファーコートは、ボリューム感があって暖かく、ゆったりと羽織れるので旅のアウターにうってつけ。アームホールに余裕があり、インナーを選ばないのも着回しがきく理由。軽やかなベージュは冬の街にも映えて、自然と気分も上がります!」
■4:紫外線対策ができておしゃれの精度もUP「ビーバーフェルトのハット」
「旅先ではたくさん歩く=紫外線をたくさん浴びるので、ハットが必需品。“キジマ タカユキ”のビーバーフェルトハットなら、高密度でハリがあるのに丸めて持ち歩けます。さりげなく仕上がるつばの広さと、上品なキャメル色もお気に入りポイント」
【詳細記事はこちら】〈おしゃれ賢者の出張アイテム〉料理家・「HITOTEMA」主宰の谷尻直子さんの「スマートワードローブ」を支える4TIPS
※掲載アイテムはすべて私物になりますので、ブランドへのお問い合わせはご遠慮ください。
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- PHOTO :
- 佐藤 彩
- EDIT&WRITING :
- 今村紗代子、古里典子(Precious)
- スタイリング協力 :
- 金井あい