「輪番」ってなんと読む?「わばん」ではありませんよ!
明日は1月30日ですが、毎月30日は『サワーの日』です。これは酒造会社が制定した記念日で、甲類焼酎を炭酸で割って飲む「サワー」を、1年を通して楽しんで欲しい…という願いと、3(サ)0(輪・ワー)の語呂合わせになっています。「サワー」を一緒に飲む周囲の人々との「輪」もかかっているのですね。
ということで本日は「輪」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「輪番」ってなんと読む?
「輪番」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「大勢の人が順序を決めて、番に当たること。まわり番」という意味の言葉です。
<使用例>
「おすすめのお菓子を輪番制で差し入れし合ったら、楽しそうじゃない?」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 輪番(りんばん)です。
「輪番(りんばん)」は、「順番に交代する当番システム」を意味する言葉ですが、意外と言葉の認知度のばらつきがあり、それに伴う「わばん」などの誤読もあるようです。「輪番(りんばん)」が正解です。
さて、2問目にまいりましょう。
【問題2】「金輪際」ってなんと読む?
「金輪際」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「物事の極限。ゆきつくところ」「どこまでも。絶対に。断じて」などの意味をもつ言葉です。
<使用例>
「さすがに腹が立ったわ!金輪際、あの人とは関わらないわ!」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 金輪際(こんりんざい)です。
「金輪際(こんりんざい)」は、もともと仏教用語で、「金輪の層の領域の再下底で、水輪の層と接する所」を指す言葉…つまり「境界ぎりぎりの、底の位置」を意味する言葉です。例文のように、あとに打消しの言葉をともなって使う場合は、もともと仏教語という荘厳なイメージもあいまって、大変強い「絶対に~ない」という決意を感じさせる表現になります。
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本日は、毎月30日の『サワーの日』のトリビアと、「輪」という字の入った日本語から、
・輪番(りんばん)
・金輪際(こんりんざい)
の読み方をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱