食事会やパーティーなど、徐々に増えつつある華やぎシーン。気がづけば、黒や白のモノトーンスタイル一辺倒になっていませんか?そんなマンネリ打破には「カラー」コーディネートが効果的です。

大人が気負いなくカラーコーディネートを楽しめる術を、人気スタイリストの望月律子さんにご指南いただきました!

■簡単なのに着映え度抜群!「カラーワンピース」こそ華やぎシーンの即戦力

華やかなシーンでやっぱり便利なのは、一枚で決まるワンピース。黒やネイビーのレースのワンピースといったマンネリスタイルをアップデートするには、カラーワンピースを思い切って取り入れるのがおすすめです。

望月さん曰く、カラーワンピースで気をつける点は、上下をコーディネートするわけではないので、色やデザイン、ディテールにこだわって選ぶことだそう。ついつい盛りがちな華やぎシーンですが、ジュエリーなども控えめに、カラーの存在感を潔ぎよく楽しむのがポイントです。

スタイリスト・望月律子さんのカラーワンピーススタイル3
左/ベルスリーブに、構築的なショルダーラインがクール!、中央/知的かつ華やかなグリーン、右/モード感宿るトップグレー

左のスタイルは…

絶大な存在感を放つ赤を、ミニマルに着こなしたスタイル。「深みのある赤なので、赤めのリップを塗ってもかっこいい。一枚で絵になるシルエットで、フォーマルなシーンにおすすめです」(望月さん)

中央のスタイルは…

華やかだけど派手すぎず、どことなくクラシックなムードが漂う、深いグリーンのワンピーススタイル。落ち感のある上質な素材なので、ウエストマークせずとも美しくドレープが寄ってとても華やかです。

「赤ほど主張はないけれど、黒のように地味にはならない、深いグリーンに惹かれる大人の女性は多いです」(望月さん)

右のスタイルは…

さりげないけど目を引くグレーのワンピーススタイルは、小粋さが漂う今っぽいシルエットがポイント。バッグや足元もニュートラルカラーで揃えることで、優しげな印象を醸します。

「ウール素材で可愛いムード。ジャケットを羽織るのなら、ケープデザインや、光沢素材のメンズっぽいものがかっこいいと思います。もちろん一枚で着るのもおすすめ。派手ではないですが、まとったときの着映え感が抜群な一着です」(望月さん)

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■色に苦手意識がある方は、こなれカラーをさりげなく!

望月さんによると、色に苦手意識がある方は、わかりやすい原色でなくさりげないスモーキーカラーをまとうことがおすすめだそう。華美過ぎず、スパイス効果的に彩りを取り入れた3スタイルをご紹介します。

スタイリスト・望月律子さんのカラースタイル3
左/大人になじむ落ち着いたくすみ色、中央/ベーシックカラー感覚でまとえる濃マスタード、右/大人の乙女心を刺激する、甘く可憐なピンク

左のスタイルは…

柔らかなスモーキートーンを重ねたスタイルで、さりげなく洒落感をアピール。上品な発色のアイテムをレイヤードすれば、カラーコーディネートといっても構えることなく、自然にまとえそうな色合わせに。

「ブルーのジレはグレイッシュなカラーなので、色といってもなじみやすいトーンで悪目立ちしません。同じく少しくすんだような色味の柄スカートとバッグを合わせて、スモーキートーンを楽しむスタイルに仕上げました」(望月さん)

中央のスタイルは…

ヴィヴィッドな色で華やかに装うことに抵抗がある人に、望月さんがおすすめするのは「マスタードカラー」。「肌なじみがいいので取り入れやすく、かといって地味になりません。ベージュのジャケットを合わせるとグラデーション風に仕上がり、唐突でない自然な差し色になります」(望月さん)

華がありつつ、ベージュやブラウンの延長のように合わせやすいのも嬉しいポイントです。

右のスタイルは…・・

甘く可憐なピンクをカーディガンでさりげなく取り入れたスタイル。望月さん曰く、インパクトのあるカラーを大人が着るポイントは、羽織ったり手に持つなど、アクセサリー感覚で使うことだそう。

上半身はシャツとニットというベーシックな組み合わせながら、そこに思いきってピンクのカーディガンを取り入れることで、着映え度の高いコーディネートに。

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■ポジティブオーラを放つ!大人のチアフルカラーの取り入れ方

華やぎシーンで視線を集めるなら、鮮やかな色を使ったスタイリングが効果的。シンプルなアイテムでも、明るいカラーを取り入れることでハッと目を引く着こなしに。デザインに頼らずとも着映え効果が狙えます。

望月さんによると、大人が明るい色を取り入れる際のポイントは、合わせるアイテムの色味をベーシックトーンにすること、だそう!

スタイリスト・望月律子さんのカラースタイル3
左/プレーンすぎないレッドは個性的なスカートとベストマッチ、中央/知的グレーをフレッシュなグリーンで鮮度アップ、右/大胆に取り入れて色の魅力を堪能!

左のスタイルは…

表情豊かな凝ったデザインのフリンジスカートに、赤のブラウスを合わせたスタイル。華やかなスカートなので、肩や袖のディテールにも個性が光るブラウスを合わせて、互いを引き立てるバランスがポイント。

「ブラウス以外のアイテムはオールブラックにすると、スッキリまとまります」(望月さん)

中央のスタイルは…

グリーンのスカートを主役に、艶のあるシルクのブラウスとノーカラージャケットを合わせたスタイル。落ち着いたグレーがベースなら、鮮やかなグリーンもコーディネートにしっくりとなじみます。

スカートが膝丈なところも、新鮮さを漂わせるポイント。「私たちの世代は膝下の長い丈に慣れていますが、このくらいの丈の方が若々しくフェミニンな印象を演出できます」(望月さん)

右のスタイルは…

存在感を放つドラマティックなオレンジカラーを取り入れたスタイルは、それだけで絵になる華やぎ感。望月さんによると、せっかくなので思い切って大きな面積で取り入れるのがおすすめ!とのこと。

パンツを主役に、トップスはシンプルなブラウスでまとめているところも“過ぎない”コツ。

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望月さんのInstagramにもご注目ください!

思わず「真似したくなる!」着こなし提案がたくさん見られる、望月さんのインスタグラムも好評です。ぜひフォロー(ユーザー名:ritsukomochizuki)して、日々のスタイリングの参考にご活用ください。

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以上、人気スタイリストの望月律子さんによる、カラーを取り入れた華やぎ術をご紹介しました。ベーシックカラーで無難にまとめがちな大人の華やぎシーンにこそ、彩りが着映えのスパイス効果を発揮してくれます!ぜひ、参考にしてみてくださいね。

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この記事の執筆者
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