「麗か」ってなんと読む?「れいか」ではありませんよ!
明日・2月4日は、令和5年の『立春』です。二十四節気で、1年の最初の節気となり、暦(こよみ)は新たな春夏秋冬の春に入ります。まだまだ寒さ厳しい日も多いですが、少しずつ春めいてくるのが楽しみですね。
ということで本日は「春の季語」から日本語クイズをお送りします。
【問題1】「麗か」ってなんと読む?
「麗か」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「晴天でのどかな様子」「心の中が晴れ晴れしているさま」などの意味をも持つ言葉です。
<使用例>
「今日は久しぶりに、温かくて麗かね」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 麗か(うららか)です。
「春、麗ら(はる、うらら)」と言い回しがございますね。「麗か(うららか)」は、気候を指す場合には、主に春の、いかにものどやかな様子を表現します。心が浮き立つような響きをもった言葉ですね。これからの季節、日常会話でも使いたい美しい表現です。
さて、2問目にまいりましょう。
【問題2】「馬蛤貝」ってなんと読む?
「馬蛤貝」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:二枚貝の一種で、細長い円筒形をしており、食用にもなります。
<使用例>
「子どものころは、春には馬蛤貝の潮干狩りによく出かけたわ」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 馬蛤貝(まてがい)です。
「馬蛤貝(まてがい)」は、細長い特徴的な形状の貝ですが、食味・風味が良く、潮干狩りで採ることもできます。この貝の潮干狩りを指す「馬蛤突(まてつき)」という言葉も、春の季語になっています。まだ食したことがないという方は、今春、ぜひトライしてみてはいかがでしょうか?
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本日は、2月4日、令和5年の『立春』にちなんで、春の季語になっている日本語から、
・麗か(うららか)
・馬蛤貝(まてがい)
の読み方をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』『日本大百科全書(ニッポニカ)』(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト/国立天文台ウェブサイト/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)/『きごさい歳時記』(NPO法人季語と歳時記の会)/photo AC
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱