「常盤木」ってなんと読む?「じょうばんぼく」ではありませんよ!
明日・2月5日は、『煮たまごの日』です。これは「2(に)」「たま5(ご)」の語呂合わせで制定された記念日で、「多くの家庭に常備されており、栄養豊富なたまごの調理方法のひとつ、煮たまごの魅力、料理としての可能性を広め、たまごの消費拡大を目指す」という目的が掲げられています。確かに、卵は、多くの冷蔵庫に「卵ケース」が設置されているほど、食材の中でも常備率が高いですね。
ということで、本日は「常」という字の日本語クイズをお送りします。
【問題1】「常節」ってなんと読む?
「常節」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:アワビに似た、小ぶりの食用の貝で、春の季語にもなっています。
<使用例>
「お魚屋さんに、もう常節が出ていたわ!春ね…」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 常節(とこぶし)です。
昨日のクイズで、春の季語にもなっている「馬蛤貝(まてがい)」を扱いましたが、本日も貝類の名前「常節(とこぶし)」の出題でした。貝類のおいしい季節ですよね! 「常節(とこぶし)」の名称の由来には、「とこ=浅い場所」にいる「ふし=小さい」貝、という説や、「床に伏しているように見えるから」など、諸説あるようです。形はアワビに似ていますが、生だとコリコリと固いあわびよりも柔らかで、しかし歯ごたえのある食感です。
さて、2問目にまいりましょう。
【問題2】「常盤木」ってなんと読む?
「常盤木」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「常緑樹(じょうりょくじゅ)」と同じ意味の言葉で、「年間を通して葉が緑色をしている木」のことです。
<使用例>
「お庭に常盤木があると、寒い日でも、活力をもらえる気がするの!」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 常盤木(ときわぎ)です。
「常緑樹(じょうりょくじゅ)」という言葉はみなさまご存じだと思いますが、同じ意味で、いかにも和風な「常盤木(ときわぎ)」という言葉もあるのです。「常盤(ときわ)」とは、「とこいわ」の略語で、「永遠に一つの性状を保ち続け変化しない岩石のように、永久不断に変わらない」という意味をもつ言葉です。
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本日は、2月5日、『煮たまごの日』にちなんで、「常」という字の入った日本語から、
・常節(とこぶし)
・常盤木(ときわぎ)
の読み方をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』『日本大百科全書(ニッポニカ)』(株式会社小学館)/『きごさい歳時記』(NPO法人季語と歳時記の会)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)/『TOKYOイチオシナビ(東京都産業労働局)/photo AC
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱