本日はまず、いきなり1問目のクイズに挑戦して頂きましょう。
【問題1】「薪炭」ってなんと読む?
「薪炭」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「たきぎと、すみ」「燃料一般」などの意味をもつ言葉です。
<使用例>
「キャンプに行ったのに、着火用の薪炭を忘れてしまって、たき火を起こすのがに苦労したわ」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 薪炭(しんたん)です。
「炭」の音読みが「タン」であることは、常用漢字ですので、みなさまよくご存じですね。しかし「薪」の音読み「シン」はいかがでしたか?実は「薪(たきぎ/シン)」も、中学校で学習する常用漢字なのです。ですので「薪炭(しんたん)」が読めないと、中学生に笑われてしまうかも?…ということで、おさらいしておきました。
さて、2問目も、木材に関連したクイズです。
【問題2】「山毛欅」ってなんと読む?
「山毛欅」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:一般に、「どんぐり」のなる木です。
<使用例>
「昔は、薪炭用に山毛欅の林が広く活用されていたのよね」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 山毛欅(ぶな) です。
「山毛欅」という表記は、もともと、中国のブナ科の木の一種を指しており、日本で「ぶな」という読みを当てて使用するようになりました。実は明日、2月7日は『国産ブナ材の日』という記念日に制定されています。これは「2(ぶ)」「7(な)」の語呂合わせですね。日本には、かつて薪炭に活用されたブナの林がありますが、現在ではほとんど活用されいないのだとか。そこで、ブナ材で木製ハンガーを製作するメーカーが「国産ブナ材を資源として、持続可能な仕組みで活用し、森林保全と地方創生につなげよう」という目的をかかげて、記念日を制定したのです。すばらしい取り組み、応援したいですね。
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本日は、2月7日、『国産ブナ材の日』をご紹介しつつ、木材に関連した日本語から、
・薪炭(しんたん)
・山毛欅(ぶな)
の読み方をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)/『語源由来辞典』ウェブサイト(株式会社ルックバイス)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱