今回は「髪のうねりや広がりが気になる」「まとまりは欲しいけれど立体感も譲れない」というお悩みに、「Sui OMOTESANOD」の副店長・中西雄二さんがアドバイス!

「40代50代のお客様に多いのが、髪のうねり、広がりが気になるようになってきたというお悩み。とはいえ、髪が細くなり、ボリュームも出づらくなるので、立体感は欲しい。ぼわっとした広がりは抑えたいけれど、柔らかい動きや自然な立体感のあるスタイルはキープしたいというご要望が多いです。でも”広がり”と”立体感”って、紙一重なんですよね…。そんな一筋縄ではいなかいニーズに対応するのが、ハイライトです。今回は40代50代に人気のシンプルなワンレンボブに、ハイライトでさりげない動き&立体感を添えたスタイルをご提案したいと思います。カットはあくまでもシンプル、ハイライトははち上の表面のみにうっすらと。白髪ぼかしとしてハイライトは昨今大人気ですが、今回のスタイルは本当にさりげないハイライトなので、全体に入れるのには抵抗がある方、ハイライト初心者の方にもおすすめです」(中西さん)

【髪のうねりや広がりが気になる】【まとまりは欲しいけれど立体感も譲れない】という悩みを解決する【ハイライトで立体感際立つワンレンボブ】をご紹介します。

40代の髪型のお悩みを解決【ボブヘア】:まとまりはありながらもペタッとせず、自然な立体感のあるスタイルを保ちたい!

ボブ代表:熊倉真弓さん(39歳/自営業)のお悩みを解決するには…

解決ヘアスタイル:シンプルなワンレンボブの表面のみにさりげないハイライトを入れ、するっとまとまりながらもふんわり立体ヘアに!

40代 髪型_1,40代 ショートヘア_1
仕上がり
40代 髪型_2,40代 ショートヘア_2
サイド
40代 髪型_3,40代 ショートヘア_3
バック

熊倉さんのHAIR CHART

  1. やわらかさ (柔→硬)★★★
  2. ボリューム (少→多)★★★★
  3. 髪の太さ  (細→太)★★★
  4. うるおい  (乾→潤)★★★★
  5. 白髪の量  (多→少)★★★★

10年ほど同じ長さ&似たようなヘアスタイルをキープしているという熊倉さん。最近はうねりが出てきて、より広がりやすくなってきたのが悩みだそう。

「毛量はやや多め、加齢によるうねりが少し出てきて、髪の広がりが気になるようになってきたという熊倉さん。毛質・毛量的にレイヤーを多く入れてしまうと余計に広がりやすくなってしまうので、レイヤーは入れずにほぼ平行のボブにしてまとまりやすさをキープ。内側をそぎすぎるとパサつきが気になりがちなので、毛先中心に少しグラデーションを入れてボリューム調整をしています。カットでは気張ったことはせずあくまでもシンプルに、自然な立体感が出るようハイライトを施しています。はち上の毛の表面のみにうっすらと、大量にいれすぎず、髪の柔らかな立体感が際立つような明るさで極細で入れるのがポイント。カットだけでなく、カラーも含めてトータルで”自然な立体感”を追求したスタイルです」(中西さん)

■スタイリング術:ペタッとするトップはアイロン×ピン留め×スプレーの3段階でしっかりホールド。サイドはアイロンでふんわり内巻きに。

「40代50代になるとどうしても髪にハリコシがなくなってきて、トップがぺったりしがちなので、トップをふんわり立ち上げるひと手間が必要不可欠です。まずはトップの髪を持ち上げるようにアイロンを通し、ダッカールというピンで留めて立ち上がりを作り、ソフトハード系スプレーでホールド。サイドは自然に巻いてふんわり立体感のあるスタイルに」(中西さん)

スタイリング前
スタイリング前

1:トップの髪は根元から持ち上げるようにアイロンを通し、自然なふんわり感を出す

40代 髪型_4,40代 ショートヘア_4
 

ぺったりしがちなトップの髪は分け目をまたぐように毛束をとり、根元から真上に持ち上げるようにカールアイロンをスーッと通します。2~3回熱を加えると、トップに自然なふんわり感が。

2:サイドは内巻きにワンカール

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サイドの髪はカールアイロンで内巻きに。38mmくらいのやや太めのカールアイロンでラフに巻くのがおすすめ。細めのアイロンしか持っていない場合は、毛束を多めにとってゆるく巻けばOK。

3:分け目をまたぐようにダッカールで留め、ソフトハード系スプレーでキープ

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くちばしのような形のピン”ダッカール”をトップの分け目をまたぐようにして差し込み、毛の根元を立ち上げた状態でソフトハード系スプレーを吹きかけて毛流れをキープ。

POINT<老け見えをくい止めるポイント3か条>

  1. ボブは内側をそぎすぎず、まとまりのよさ&ツヤ感をキープ
  2. 表面のみに極細ハイライトを入れ、視覚的にもふんわりと立体感をアップさせる
  3. アイロン、ピン止め、スプレーの3段階でトップの立ち上がりを作る

「トップ部分には固まりすぎずに程よくホールド感のあるソフトハード系スプレーを、サイドには毛先を中心にオイルをなじませてしっとりとしたツヤ感を出して」(中西さん)


今回、教えてくださった「Sui OMOTESANDO」副店長 中西雄二さん

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「サロンワークではとくにカウセリングを大切にしています。イメージや悩みを共有し、お客様おひとりおひとりにマッチするスタイルを、自信をもってご提案させていただきます。旬のニュアンスを程よく添えたコンサバなスタイルが得意。最近は自炊に凝っていて、ぶり大根が最高においしくできました♪」Instagramアカウント:@sui_omotesando_hairsalon

問い合わせ先:Sui OMOTESAONDO
住所/東京都渋谷区神宮前4-1-20 神宮前フォレストビル3F
TEL:03-6455-5802
営業時間:<月・水~金>11:00 ~20:00 <土・日>10:00~19:00  定休日:火

髪悩みやコンプレックスを解消する唯一無二のヘアスタイルを提案。
店内は、クリーンながらもアットホームで落ち着ける雰囲気。

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PHOTO :
風香
EDIT&WRITING :
門司紀子