ヴィクトリア・ベッカムなど3選！春の柔らかな日差しと共鳴する「パステルカラー」【海外スナップ】

ややもすると甘い印象が強くなりがちなパステルカラーですが、「大人ならでは」を叶えるポイントを押さえれば、優雅さをまとうことができます。さっそく、3人の着こなしをチェックしてみましょう。

■１：ヴィクトリア・ベッカムは…キレの良い白黒合わせでパステルカラーをシックに着こなす

首元、手元、足元をバランスよく肌見せし、春らしい軽快さをクリア。

NYでキャッチされた、ファッションデザイナーのヴィクトリア・ベッカム。萌芽を想わせる、柔らかなグリーンを取り入れ春らしさを漂わせていました。コーディネートの主役となるのは、ミントグリーンのスカート。フェミニンなプリーツデザインですが、ベロアと思しき素材が落ち感を生み出し、心地よい重厚感を加えてくれるので、動くたびに優雅に揺れて気品ある姿が叶います。さらにローライズのディテールが適度な脱力感に繋がり、今っぽさ抜群。手元には、スカートの色よりも乳白がかったグリーンバッグを携え、奥行きを演出。そんなグリーンに真っ白なシャツと黒サンダルを合わせキレの良さを授ければ、シックにまとめることに成功です。

■２：アンドレア・トンプソンは…楽々絵になるセットアップはツイード生地で品よく

セパレートでも使える華やかパステルカラーのセットアップは、1セットワードローブに備えておきたいです。

2023年2月19日、ロンドン ファッションウィーク開催中のストリートでキャッチされた、英版『マリ・クレール』の編集長、アンドレア・トンプソン。春の日差しが似合う、イエローのセットアップを活用していました。ワンツーで絵になるセットアップは、立体感のあるツイード生地でクラシカルなムードを演出。そこにあえて、気負いない白カットソーとスニーカーを掛け合わせ、エフォートレスに仕上げました。スニーカーはパステルピンクをセレクトし、さりげなくカラー×カラーに仕上げているのが素敵！ キャッチーなコインネックレスとイヤリングで顔周りに華やぎを添えたら、黒のクラッチバッグで引き締めフィニッシュ。

■３：エルザ・ホスクは…淡色コーディネートは色に奥行きをつけのっぺりさせない

グレーのバッグを効かせ、淡色の柔らかさをキープしながら程よく引き締め。

LAでスナップされた、モデルのエルザ・ホスク。彼女がセレクトしたパステルカラーは、クリーンさ漂うブルーでした。すっきりと清々しい表情のパステルブルーシャツに、それよりも少し濃い色味のブルーデニムキャップをプラス。トレンチコート、スラックスでもベージュのグラデーションを作れば、淡色コーディネートながらも奥行きが生まれてのっぺりしません。さらにニュアンスたっぷりな色にシャープさを添えるべく、シャツのボタンをたっぷりあけて素肌をチラ見せ。普段取り入れるには難易度が高いテクニックですが、ボタンをいつもより多めに開けるだけでも動きが生まれ、メリハリを宿すことができます。

春らしさたっぷりな「パステルカラー」の着こなしをご紹介しました。柔らかな色を大人らしく着こなすことで、優雅な装いを楽しんでみてくださいね。