明日、4月9日は、2023年の『イースター』です。イースターはキリスト教に関連する祭典で、キリストが磔刑に処されて3日後に甦(よみがえ)ったことを祝う『復活祭』であり、欧米ではクリスマスと並ぶほどの大きなイベントです。『イースター』の日付は、「春分のあとの最初の満月の次の日曜」ですので毎年変動しますが、今年は明日、4月9日がその日になります。復活の象徴とされる、カラフルな「イースターエッグ」などのアイコンは、日本でもおなじみになってきていますね。
ということで本日は「復」「活」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「復復」ってなんと読む?
「復復」という日本語の正しい読み方をお答えください。
<使用例>
「復復、ご冗談でしょう!」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 復復(またまた) です。
「復」という字は「また」とも読み、「復(また)」は一語として独立した言葉でもあり、「再び」「いったい」などの意味をもつ副詞です。「復復(またまた)」は、「復(また)」という副詞を強めた言い方で、「なおも再び」という意味です。例文のように、意外な事を聞いた際の合いの手のようにも使用されますね。
さて、2問目は「活」という字の入ったクイズです。
【問題2】「活惚れ」ってなんと読む?
「活惚れ」という日本語の正しい読み方をお答えください。
<問題文>
「活惚れ、活惚れ、甘茶で活惚れ!」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 活惚れ(かっぽれ)です。
「活惚れ(かっぽれ)」は、例文のはやしことば「かっぽれ、かっぽれ、あまちゃでかっぽれ」の入った俗謡に合わせて踊る、滑稽な踊り、及び、その歌そのものを指します。このはやしことば、というか掛け声は、「なんとなく知っていた」という方も多いでしょう。江戸時代末期に起こり、明治中期ごろに全盛を極め、歌舞伎や寄席にも取り入れられたことで、現代にも残る言葉となっています。
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本日は、4月9日、2023年の『イースター(復活祭)』にちなんで、「復」「活」という字の入った日本語から、
・復復(またまた)
・活惚れ(かっぽれ)
の読み方をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱